宮本恒靖選手
「2回目のW杯ということになるが、前回のW杯直後からこのドイツ大会に出たいと思っていたので、こうやってメンバーに選ばれて、チャンスをいただいてうれしく思う」

遠藤保仁選手
「今回初めてW杯に臨むが、いまは本当にホッとした気持ちと、うれしい気持ちでいっぱい。今まで応援してくださった皆様に感謝している」

加地亮選手
「いまはホッとした気持ちでいっぱい。チャンスをもらえたので、がんばりたい」


Q：日本中の方が注目すると思うが、自分のどのプレーを見てもらいたいか？

宮本恒靖選手
「普段どおりのプレーを見てもらえればと思うし、いい攻撃につながるビルドアップのプレーを見てもらいたいし、DF面ではしっかりとディフェンスラインをコントロールできるようにがんばりたい」

遠藤保仁選手
「攻撃のリズムを作ることと、FKを一本くらいは決めたい」

加地亮選手
「90分間動き回り、ピンチの場面やチャンスで顔を出せるようにしていきたい」


Q：本大会までにどんなテーマを持ってやっていきたいか？

宮本恒靖選手
「4年間で積み上げてきたものをこれからの合宿でしっかりと確認して、試合のなかで出していけるようにしたいと思うし、個人的にはしっかりといいコンディションを作っていきたい」

遠藤保仁選手
「個人的にはコンディションを整えることで、あとはチームでは連係などを高めていきたい」

加地亮選手
「今のコンディションを維持しながら、プラスアルファをつけるようにやっていきたい」

Q：スコットランド戦を終えてからメンバー発表にいたるまでの心境と、選ばれたメンバーの感想は？

宮本恒靖選手
「入試の合格発表を待つような気持ち。ジーコの会見が始まってからメンバーが呼ばれるまでは重苦しい感じだった。メンバー発表を見た結果については、監督の難しい判断だったと思う」

遠藤保仁選手
「（発表時は）家族と話していた。さすがに発表途中まできたときにはドキドキもあった。発表するまでちょっと話が長かったので、話はもういいからみたいな気持ちだった。メンバーについては監督が決めることなので、なんとも言えない。自分がこの場で会見していることが満足であり、うれしい」

加地亮選手
「スコットランド戦が終わってから、子供が生まれたことで育児に追われていた。メンバーに選ばれてホッとした。自分のことで精一杯だったので、ほかの選手のことは言えない」


Q：1998年フランス大会は1次リーグで敗退、2002年日韓大会ではベスト16に進出したが、今回の目標は？

宮本恒靖選手
「フランスのときは僕自身が出場していなかったのでなんとも言えない。前回大会はホームということもあり、恵まれていた部分もあったと思う。そのときと比べると、今回はアウェイでの戦いで、非常に厳しいグループに入っているので、1次リーグを突破することが第一目標。そこができれば、その先はそれ以上を目指してやっていけば結果は出てくると思う」

遠藤保仁選手
「やるからには優勝しか考えていない。でも、一戦一戦、戦っていくことが大事なので、まずはオーストラリア戦に向けてがんばっていきたいと思う」

加地亮選手
「世界一です！」


Q：初めてのW杯となる遠藤選手、加地選手にとっては、自分にとってのW杯とはどんなものなのか？

遠藤保仁選手
「ひとつの大きな目標だった大会であり、子供のころから夢見てきた大会。その大会に参加できるというのは、僕にとってのサッカー人生におけるひとつのポイントだと思うし、大会を通してチームのため、日本のためにがんばりたいという気持ちだけで、後のこと
はあまり考えていない」

加地亮選手
「自分のレベルがわかるし、これからにつながるもの。今までずっとテレビで見るだけだったので、実際に出られることで、いい経験になればと思う」


Q：宮本選手にとって、G大阪の3選手およびG大阪出身の2選手（稲本選手、大黒選手）が選ばれているということで、なにか本大会で活かせられるようなことはあるか？

宮本恒靖選手
「普段から同じチームでプレーしているということで分かり合えているので、いいところを出していければいいと思うし、G大阪ユース出身選手が3人出られているということもうれしい」


Q：遠藤選手にとって、世間ではボーダーライン上というように言われていたが、自分自身ではどのように感じていたか？

遠藤保仁選手
「思いっきり当落線上だと感じていたし、どっちに転んでもおかしくないというなかでの発表だった。普段こういう発表とかは慣れていないので、名前が中盤に差し掛かったとき、家族と見ていたが、祈るような気持ちでいた」


Q. 加地選手にとっては、J2時代を経験するなど、さまざまな苦労をしての代表選出となったが。

加地亮選手
「代表に選ばれる前もサテライトの試合に出ることが続いていたりしたし。ここまで代表で使い続けてもらって、今までやってきたサッカー人生は間違いではなかったのかなと思う」

以上