本文へ移動

今日の試合速報

第17節 6.1(土) 15:00KO 国立競技場 鹿島vs横浜FM 国立競技場に10,000名様無料ご招待
第17節 6.1(土) 15:00KO 国立競技場 鹿島vs横浜FM 国立競技場に10,000名様無料ご招待

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第19節 群馬 vs 山形】プレビュー:最下位転落は許されない。追いつめられた群馬が山形を迎えて8試合ぶりの勝利を目指す。(13.06.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
崖っぷちに追いつめられた。前節の結果、21位群馬と22位岐阜との勝点差は1。今節の結果によっては順位が入れ替わる可能性がある。7試合連続で白星から遠ざかる群馬だが、これ以上の停滞、そして最下位転落は許されない。群馬はクラブの総力を結集して山形をホームに迎える。

13日の練習で秋葉忠宏監督の怒号がグラウンドに響き渡った。群馬は、レギュラー組とサブ組に分かれての紅白戦を行ったが、開始3分でレギュラー組が2度の決定機を与えてしまう。決戦を2日後に控えた状況でレギュラー組が見せた最低のプレー。指揮官の怒りが爆発したのは当然だった。「これが山形戦だったらどうする! 3分でゲームが終わるぞ! いい加減にしろ!」。立ち上がり3分までのレギュラー組は、山形戦のピッチに立つ資格がなかった。

だが秋葉監督の魂の叫びに選手たちは目覚めた。ゲームへ戻ったレギュラー組は、最高のパフォーマンスをみせてサブ組を圧倒。チームが目指すアクションサッカーをピッチで表現してみせた。秋葉監督は「人から強く言われてスイッチを入れるような選手はいらない。チームが変わるには選手一人ひとりが変わらなければいけない」と怒りを押し殺した。重圧の中で戦う指揮官の思いを選手たちがどう受け止めるか。試合当日が25歳の誕生日となるエース平繁龍一は「対戦相手よりも自分たちの問題。サポーターへ勝利を届けるためにだけ戦う」と闘志を内へ秘めた。

正田スタに乗り込んでくる山形は最近4試合2勝1分1敗と再び勝点を積み上げ始めている。特筆すべきはその攻撃力だ。15節鳥取戦の6ゴールを皮切りに4戦で計12点をゴールへとぶちこんでいる。前線の中島裕希、林陵平の迫力のプレー、中盤のロメロ フランクの飛び出し、最終ラインの西河翔吾、堀之内聖のセットプレーなどどこからでも得点を奪えるのがチームの特長だ。リーグ2位の総得点33を決めている山形に対して、群馬はリーグワースト2位の11点。ゴールの奪い合いになれば山形に分があるのは明らかだ。

今ゲームの注目プレーヤーは山形のGK常澤聡だ。群馬県出身の常澤は07〜10年まで地元・群馬でプレー。群馬GK北一真とともに切磋琢磨し10年に群馬で正GKのポジションを確保、翌11年にF東京へ移籍した。そして山形へ加入した今季、正田スタで群馬と初対戦する。常澤は天性の不思議キャラだが、シュートストップ能力はリーグ屈指。勢いに乗せるとビッグセーブを連発する厄介なGKだ。群馬は、常澤からゴールを奪わない限り勝点3を手にすることはできない。

山形を迎え撃つ群馬はもう負けられない。意識改革を実践する秋葉監督は今週、クラブの歴史を知る北一真、櫻田和樹、後藤涼の生え抜き3選手を「特命プレーヤー」に指名。秋葉監督は「いまこそ3人の力が必要。オレに気を使うことなく、クラブの歴史と伝統とプライドを若い選手たちに伝えてほしい」と大役を一任した。そして「いまチームは確実に変わりつつある。それを証明するためにも勝利というきっかけがほしい」と続けた。敵は己にあり。群馬は自らに潜む甘さをすべて排除して山形戦へ向かう。群馬にとって1戦1戦が生き残りをかけたサバイバルレース。闘える選手だけがその舞台に立つ資格がある。

以上

2013.06.14 Reported by 伊藤寿学
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サッカーのポジション解説
サッカーの試合時間・タイムルール
インテンシティ
オフサイド
ビルドアップ

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第10節
2024年4月27日(土)14:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/04/28(日) 00:00 ハイライト:札幌vs湘南【明治安田J1 第10節】