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【第94回天皇杯 決勝 G大阪 vs 山形】試合終了後 山形の選手コメント(14.12.13)

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●山岸範宏選手(山形)
「前半3分、最初のシュートが失点に結びついてしまった。チームとしてまだまだ甘いところだなと。決して崩された失点ではなく、相手のロングボールからパトリック選手に競られて、宇佐美(貴史)選手にほぼフリーの状態で打たれました。2失点目もカウンターから、相手の2トップの個の能力にやられてしまった。ポジティブに言えば決して崩されてはいない。でもその2点が勝負を分ける2点になってしまっているので、この試合でまたシーズンオフに入りますけれども、この悔しさとか、自分たちが体感したJ1のチャンピオンとの差、いろんな差があると思うんですけど、トータルルして『力の差』というものもありますけど、シーズンオフで絶対薄れないように、この試合で感じた悔しさ、相手の表彰式を見た悔しさ、試合で自分たちが感じたガンバとの違い。逆に自分たちができたこと、収穫というものはチームが前進するうえで薄れてしまってはいけない。自分たちの意識の中に今日のポジティブな面、悔しい面、感じた面、薄れさせてはいけないなとは思います」

Q:失点のあとは選手たちにどのような声をかけていましたか?
「まだまだ全然大丈夫だからと。どうしても失点を食らったあとに、前半の途中でチームの空気がテンションが落ちて、プレーが後ろ向きになってしまったのもあったので、ハーフタイムにもその声はフィールドプレーヤーに対して掛けました。メンタルの部分で、失点を食らったことで張りつめていた気持ちが少しでもテンションが落ちてしまうと、どうしてもファーストコントロールが後ろになったり、最初のパスの選択肢が後ろになったり。やっぱりチャレンジのバス、チャレンジの仕掛け、次にチャレンジするためのコントロール、いろんな部分でプレーが前に行ったほうが相手にとっても絶対に嫌ですから、そういう部分で絶対に気持ちを落とすな、弱気になるなという声は掛けました」

Q:J1チャンピオンとの対戦でポジティブな面は?
「崩しの部分で、今日はオフェンスの部分で自分たちは何もできなかったかと言えばそうではないと思うんですよ。特に林陵平が後半に入ってから、相手にとって嫌なバイタルのパス、くさびのパスがどんどん打ち込めるようになりましたし、そこから2人目、3人目が絡んでのシュートシーンが増えてきたのは事実ですから。ただそれがなかなか、(ロメロ)フランクのゴールにしか結びつかなかった。そういう部分でも、ポジティブな収穫はけっして少なくはなかったです」

Q:山形が来季J1でプレーすると想定して、どういうところがあると互角以上になれますか?
「先に前置きさせていただきたいのは、来季の僕のことは何も決まっていない。それは前置きさせてください。今日感じたことは、ボールを持ってるときの距離感の違いが一つあったと思うんですよ。ガンバのところは当然、パスの中心が遠藤(保仁)選手になるのは今日もそうだったんですけど、今野(泰幸)選手と中盤の2枚、倉田(秋)選手、大森(晃太郎)選手。で、たまに宇佐美選手が下がったりして。その回してる、1回ゲームの流れを一息つくパス回しの距離感がいい距離感を保ててるんですよね。追い回しても簡単に取れない。サッカーにおいて、『攻撃は広く、守備は狭く』は鉄則ですから、すべての選手が広すぎず近すぎずの距離感、それでプレッシャーをかけてもいなされて逆に展開されてというのが、今日特に前半多かったので、その距離感。じゃあ逆に山形がボールを持ったとき、パスはつながるんですけど、どうしても近すぎて、ガンバの選手にとってボールが取りやすいボール回しになってしまったかなと。それがすべてじゃないんですけど、そういう場面もあったのは事実ですね。ボールを奪ってからのバリエーション、それがすべてではないんですけど、自分たちがもっと高めなければいけない要素の一つだとは思います。今は仕掛けるときなのか、ゲームの流れが慌ただしい時間だからパスを回して落ち着かせるべきなのか、そういうところも含めてのバリエーション。簡単にできるもんじゃないんですけど、積み上げないとできないので、そういう部分の質を高めるのも大事だと思います」

Q:シーズン最後の試合に負けて終わったことで悔しい気持ちもあると思うが?
「ありますよ。非情に悔しいです。山形にとってクラブ初ですよね、決勝に出たのが。だから決勝に出たからいいかという空気は僕は絶対嫌なんですよ。やっぱりファイナルまで行ったら、勝たなきゃ『いいシーズンだった、いい大会だった』とは言えないので。当然、これからクラブの新たな歴史を作るうえで、『今日準優勝したからよかったね』では絶対終わらせたくないと思います。今後、J1の頂点なのか、天皇杯の頂点なのか、(ヤマザキ)ナビスコの頂点なのか、チームだけでは獲れないですから、クラブ、スタッフ全員がそういう意識をもってこれから取り組んでいくことが絶対大事だと思います。ただ、負けてシーズンが終わるのは悔しいことに変わりはないです。チームがJ1に昇格して、天皇杯も準優勝して、『今年はいいシーズンだったね』というクラブの空気にはしてほしくないなとは思います。最後に味わった悔しさをポジティブに、チームとしても、クラブ全体としても変えてまた新たな歴史をつくるためにそれぞれが努力することが、これからのクラブの新たな歴史の歩みになると思います」

Q:表彰式の前に、円陣を組んで何か話をしていましたが?
「大したことは言ってないです。監督が何を言ったかは監督に聞いてください。ただ僕は表彰式で、負けて下を向いているとか、メダルを外してしまうとかではなく、やっぱり最後まで堂々と表彰式で振る舞いをしようと、それで悔しさを絶対に忘れないようにしようと言いました。最後までガンバの表彰をちゃんと並んで全員で見よう、とは言いました」

●宮阪政樹選手(山形)
「1点取り返すところまでは、そこからどれだけ頑張れるかというところだったと思うんですけど、山田(拓巳)が足をつってしまって、そのあとにすぐ失点してしまったのでもったいなかったんですけど、できるところもありましたし、さすがガンバだなと思うところもありましたし、それはしっかりと反省して来年に向けてやっていければいいんじゃないのかなと思います」

Q:どこができて、どこができなかったですか?
「J2だと後ろのディフェンスラインでボールを持たれるタイミングでもプレスに行けて、そこで相手のイレギュラーを狙うというのがよくできていたんですけど、後ろがしっかりとつないで、1個2個はがされてしまうと自分たちもプレスにしっかりと行けなかったので、そういうところじゃないのかなと思います」

Q:宮阪選手が囲まれてボールを奪われたり、局面で突破されたりということもあったが、そうした違いも感じましたか?
「取られたあとのカウンターというのはとても速い部分はあったと思うんですけども、後半はしっかりと持てるところもあったので、それを前半からできれば別に。そんなにやられてるというところもなかったと思うので、入り方というか慣れるまでに時間がかかってしまったのは残念だったんですけど、けどこれでガンバからも点が取れるということが証明できましたし、来年はまた違った印象のなかで迎えられるのではないかなと思います」

Q:ガンバに負けなかった部分、通用した部分は?
「しっかりとアタッキングサードにボールを入れて、そこからの連係というのは後半何度もありましたし、そこからシュートというのもあったと思うので、そこの精度であったり、前半の立ち上がり、とてもいい形で入れたんですけど、そこから簡単にスラされてすぐ失点してしまったので、そういったところをしっかりと修正しつつ、もっともっと自分たちもつなげると思うので、そういったところをやっていければいいんじゃないかなと思います」

Q:石崎(信弘)監督は、来季はもっと練習で追い込んでから臨みたいと言っていたが、今年もかなり厳しかったと思うが、それ以上やらないとJ1では厳しいということですか?
「やってみないとわからないですけど、あとは一人一人が強い気持ちを持って戦えば。圧倒できる試合というのはわからないですけど、今日も若干接戦には持っていけたと思いますし、1試合1試合また違った展開にはなると思うんですけど、練習は裏切らないと思います。個人もそうですけど、チームとして、相手に持たれる時間が長くなったときにどうディフェンスするか、アクシデントがあったときにすぐ修正できるか、そういったところで1点決められてしまうと思うので。逆に自分たちがそういうところでレベルアップできれば1点リードできる試合が出てくると思う。まずは1年間終わったので、しっかりと休みたいと思います」

Q:1年間を振り返ってみての感想は?
「充実感があったにはあったんですけど、もっともっとできたというところもありますし、後半戦のような戦いを前半戦にもしていれば、劇的な昇格かもしれないですけども、自動昇格というところも狙えたと思いますし、充実のなかにも課題はあったと思います。今日も結果的にJ1のチームからフリーキック決めてないので、いろいろな意味で課題が見つかった1年かなと思います」

●當間建文選手(山形)
「前半に立て続けに2点、そこを凌げれば、後半もっとおもしろい展開になってたのかなと思います。最初の失点は、切り返すという思いもちょっとあって、前には寄せたんですけれども、シュートのこぼれの反応というのは相手のほうが上でしたね。J2のときとは全然違うと思いますし、2失点目だって、ああいう局面を一発で決めてくるし。そういう面は感じました」

Q:そこを踏まえて、今後どのようにしていかなければと考えていますか?
「もっともっと、今回できなかったことのほうが多かったのかもしれないですけど、それを反省して、スキルアップどんどんしていって、来年に向けて戦いたいですね」

Q:3失点目は山田選手がピッチを出て10人になってシステムも変えたなかで、混乱があったのか、マークがズレてしまった部分があったのか?
「4バックに変えてやっていたんですけど、ちょっとポケットが空いちゃって、そこに一瞬で顔を出してきた相手に対して2枚でシュートブロックに行ったんですけど、結局僕に当たって入っちゃう形になって、それはどうすべきだったのかというのはビデオを見てみないとわからないです。いまは悔しい気持ちしかないです」

Q:天皇杯決勝の舞台を経験したことについては?
「うれしかったですね。緊張は毎試合してますし、できないこともありしましたし。ヘディングは何回かいつもどおりに行けたような感じもしますので、そのへんはあまり緊張という意識はなかったです」

Q:手ごたえの部分は?
「やっぱり2点取られて1点返して、そこから同点に追いつくような雰囲気だったりシュートがありました。その面ではフォワードがすごくシュートを意識することが大事ですし、僕らははじめに失点を防ぐことが大事だと思います」

●石井秀典選手(山形)
「自分たちのやりたいことも少しはできたし、やられちゃいけないときにやられたというのが今日の試合の結果になったと思います。何もないところから失点してしまったので、ああいうところで失点してしまうと、自分たちのよさがなかなか出にくくなってくると思います。1失点目に関しては防げる失点だと思うので、そこは絶対防がなきゃいけないと思うんですけど、2失点目に関しても最初の対応であったり最後の対応であったりでもう少しみんなでスムーズにできれば失点はなかったと思います。ほかの場面もゴール前に持ち込まれるシーンが多かったと思いますし、逆にうまくボールを回せてるときもあったと思うし、奪えるシーンもあったと思うので、そういった時間を少しでも増やせるようにしていければもっと戦えるようになったと思います」

Q:決勝の舞台に立った感想は?
「決勝の舞台というよりは、今日でこの一つのチームが解散になるので、また来年、全員同じというわけにはいかないと思うので、今年のチームでしっかり勝って終わりたかったというのは思います」

Q:山形の走りきるスタイルはこの試合でも出せたのでは?
「走るだけなら誰でもできるんですけど、そのなかでまずは、最初に失点してしまったというところでゲームプラン的によくない方向へ進んでしまった。最後まで走るというのは最低限だと思うので、もっと際どい試合に持ち込めれば勝つチャンスはあったと思います」

●山田拓巳選手(山形)
「(足をつったのは)本当に悔しかったですね。チームにも迷惑をかけましたし、こういう大舞台で、普段はやりきれるのが最後までもたなかったというのが、まだまだ自分の力不足だなと感じます。自分が失点にも絡みましたし、最後までピッチに立ててなかったというのが本当にチームに迷惑かけたので」

Q:この1年で鍛えてきたものがこの試合では出せなかったということですか?
「少しずつは成長できているとは思いますけど、相手がJ1の王者、J1のなかでもレベルの高いチームだと、まだまだ自分も通用しないと感じたので、また1からやっていきたいなと思います。一つ一つのプレーもそうですけど、今日は90分もたなかったというのが大前提で、自分のポジションはタフに90分間走りきることだったりが求められるポジションなので、プレーの内容どうこうよりも、まずはそこからじゃないですか」

Q:天皇杯決勝という独特の緊張感も影響がありましたか?
「もちろんあったと思います。普段はできていることができなかったし、自分ではいつもどおりのつもりでも、どこかで緊張感というのはあったと思います。誰でも緊張感は持っていたと思いますけど、それをクリアできるほどのレベルには自分はまだまだ達していなかったんじゃないんですか。相手が強ければ強いほど、より運動量を求められますし、そこはJ2でやってきたチームと違ったので。でも来年は当たり前のようにこういうチームと試合をしていくわけで、そのなかで毎試合毎試合こういう感じでいたら試合に出ていけないと思うので、また鍛えていきたいなと思います」

Q:ガンバと決勝を戦った率直な感想は?
「悔しさしかないですよ。ここまで来れたというのはチームとしても初めてですし、外から見たら十分だろうという雰囲気もありましたけど、ここまで来て負けてああいう表彰式を目の前で見せられると、悔しさしか残らないので。またこういう舞台に立つというのは毎年毎年できるわけじゃないですけど、また次そういう舞台に立ったときに、立つだけじゃなくて自分たちがしっかり勝ってよろこべるようにしたいと思います」

Q:前半から相手のカウンターがことごとく決定機につながっているなかで、攻め上がりに影響した部分はありましたか?
「守備に追われる時間というのは多かったですし、それはある程度覚悟していたので、そのなかでも守備にだいぶ時間を費やしたなかでも、自分はもっともっと出ていかなければいけなかったと思うし、タフにもっともっと前線にも顔を出さなきゃいけなかったと思うので、そういうところが今日は一番自分で課題として見つかったことかなと思います」

Q:川西(翔太)選手がいなかった影響はありましたか?
「それはもちろんあると思いますけど、それは誰が出ようと、今日翔太君がいなかったから全然ダメだったというわけではない。チームとしてチャンスもつくれていた。そこに関してはそんなに気になりませんでした」

以上
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