C大阪戦では、負傷していた高橋 諒が短い時間だったとはいえ、久しぶりにピッチに立った。そして、出場はなかったが同じくケガをしていた福島 隼斗も4月6日のJ1第7節・名古屋戦以来となるメンバー入り。離脱していた選手たちも戻りつつある。
復帰を果たした高橋は「短い時間でしたけど、自分の特徴を何度か出せました」と良い感覚を覚え、「これから連戦で試合に関わる時間が増えてくると思う」と続けている。
福島もまた、ピッチでの復活をアピールしようと準備を進めている最中。最後に出場した名古屋戦では、49分に同点弾となるオウンゴールを献上し、62分に負傷交代。チームは90+1分にPKを決められて1-2の逆転負けを喫している。
「(オウンゴールを取り返すためにも)あのとき『90分間戦いたい』という気持ちがありましたけど、ケガをしてしまって交代となってすごく悔しかった」(福島) 精神的にもダメージの大きい離脱になってしまったが、福島は「今までも大きなケガを経験しているので、『仕方がない』と思ってうまく切り替えられました」とすぐに前を向き、リーグ戦でスピードとパワーの不足を感じていたため、リハビリでは「一瞬のスピードを上げるために筋トレにも取り組んだ」。
これまで、JリーグYBCルヴァンカップでは主力とサブ組を分けずに戦ってきた湘南。しかし連戦続きで、直近のリーグ戦から中2日と間隔が短いため、山口 智監督が復帰してきたメンバーをはじめ、どんな選手を起用してくるのかにも注目したい。
そんな湘南が対戦する相手は、関東リーグ2部を主戦場とする栃木県代表のヴェルフェ矢板。天皇杯1回戦では藤田 竜成のハットトリックを含む大量7ゴールで山形県代表の長井クラブに快勝した。ただ、29日に行われたリーグ戦では東京国際大FCに0-2と完封負け。湘南戦へ向けて短い期間でいかに立て直せるかが重要になる。
しかしそれは湘南も同じで、C大阪戦での敗戦からいかにしてチームを良い状態にできるか。それには、ケガから復帰した高橋や福島、出番の少ない選手たちがもたらす刺激がカギを握る。また、湘南は今週末と来週末に、ルヴァンカッププレーオフステージでC大阪と対戦する。“リベンジマッチ”へ向けてもチームとして勝利を得て、もう一度良い流れに軌道を修正したい。
[ 文:舞野 隼大 ]
