後半に2点を返しながらも、最終的には2-6というスコア。一つひとつのプレーや局面ごとの差が積み重なっての結果に、「どこでプレッシャーを掛けてどこでボールを奪うかというところがチームとして統一できていなかったかなと思います」(柴戸 海)と、ディテールを突き詰め切れていないチームの現状が浮き彫りとなった。
チームは日・月曜をオフにあて、連戦による体と頭の疲れをリフレッシュ。12日の公開練習ではカウンターへの対処など守備の引き締めを図ったが、おそらくプレッシングについても再整備を進めていくだろう。今節は明治安田J1第7節・横浜FC戦以来の3バック(広島は前節[3-4-2-1]システム)との対戦となり、本来であれば浦和の[4-4-2]システムとはかみ合わせの悪い相手。ただ、その横浜FC戦では主体的な守備が実践できていたため、感覚を思い出しながら調整したいところ。
アウェイの広島はJリーグYBCルヴァンカップを挟んでの連戦となる予定だったが、水曜日のCグループ第3節・鳥栖戦が中止に。スタジアム正面で販売したお弁当などは無事に完売できた模様だが、スケジュールの変更を余儀なくされた。今節は連戦をまぬがれることにはなったものの、他会場の結果を受けてプライムステージ進出の可能性はなくなった。今後の日程も含めて小さくない影響が出てくるかもしれない。
直近の試合内容としては、リーグ戦を2連勝中。第3節~第6節を1分3敗と一時はハマっていたトンネルから抜けた格好で、順位も1ケタまで上昇した。特に8試合(1試合未消化)で5失点と、リーグ最少タイの守備が好調。浦和としては、前節の大敗も堅守の名古屋に対して正面衝突した結果によるもので、同じ轍を踏まぬよう注意が必要だ。また守備面では前線だけでなく、攻撃のキーマンである柏 好文、青山 敏弘、佐々木 翔らの左サイドを特に警戒したい。
リーグ戦通算対戦成績では浦和が大きく勝ち越しているが、昨季は1分1敗と負け越し。特にホームでは0-4の大敗を喫している。埼玉スタジアム2002ではここ2試合勝利を逃していることもあり、諸々の大敗ショックを払しょくするためにもホームのサポーターの前で勝利を飾りたいところだ。
[ 文:沖永 雄一郎 ]
