浮嶋 敏監督は名古屋戦後の会見でこう語る。「サッカーでは最後のシュートやセットプレーが勝負を決める分岐点になると思うので、そういうところを改善しなければいけないと思います。戦いの全般で言えば、われわれが持っているものをしっかり出していくこと。その延長線上の中で、最後の決め切る質を持たなければいけないと思います」。これは名古屋戦に限らず、ここ数試合すべてにおいて言える課題だろう。攻守の切り替えの速さはもはやチームのアイデンティティー。その展開の中で、毎試合カウンターからチャンスを構築しているだけに、いま一度ゴールに直結する最終段階のプレーの精度と正確性が問われる。
対するFC東京も前節は後半アディショナルタイムの失点に泣いた。広島相手に先制を許すもその後逆転し、1点リードで試合終盤を迎えたが、ラストワンプレーで川辺 駿のゴールで追いつかれて引き分けとなってしまった。
痛恨の結果となったが、長谷川 健太監督は厳しい連戦の最中ということも含めて、こう語る。
「点を取り合うような展開になって、この対戦カードらしくない展開だったと思いますが、そんな中で前半をリードして、後半もラストワンプレーまではしっかりとプレーをしてくれたと思っています。若干終了間際のところで、終わる終わらないのところでスキを作ってしまったのかなと思いますが、本当に良いゲームをしてくれたんじゃないかと思います」 シーソーゲームの中で喫した3失点は、単純に守備陣を責められるものではないだろう。一方、守備の堅い広島相手に3得点を奪ったことは好材料と言える。特に今季3点目の直接FKを沈め、2試合連続ゴールとなったレアンドロの好調ぶりは出色。そこにチャンスメークと前節はゴールも奪ったディエゴ オリヴェイラ、守備戦術でも効果的な働きが大きい永井 謙佑の攻撃陣は、試合をこなすごとにバランスの調和が取れてきている。今節も調子の上がらない湘南相手に複数得点を狙い、ホームでしっかり勝点3を獲得したい。
リーグ6位タイと最下位の一戦。8月23日日曜日、19時のキックオフとなる。
[ 文:西川 結城 ]
