川崎Fは、ミッドウイークに神戸と対戦。立ち上がりにアグレッシブな姿勢を見せて前線からプレッシャーを掛けていくが、相手のビルドアップを食い止めることができず次第に押し込まれる展開となった。それでも、23分に大島 僚太がキャリアハイに並ぶシーズン3得点目で先制に成功。これで流れを掌握するかと思われたが、どうしても守備で後手に回ってしまい、30分に西 大伍、42分にドウグラスと失点。瞬く間に逆転を許してしまった。そんな状況の中でも、疲労の色が濃い選手を交代しながら75分に旗手 怜央のJリーグ初得点で2-2。苦しいゲームの中でも勝点1を拾い、連敗を回避できるのは今季の川崎Fの強さだと言える。
「気づいたら10連勝していたけど、自分たちも納得はしていなかった。いつか負けることもあるという考えもありました。ただ、連敗をしないことが大事だと思いますし、優勝をしたときも連敗をしないということをチームでも言っていた。難しい展開で引き分けに持っていけたのはポジティブに捉えつつ、勝ち切れないところや前半の戦い方は課題が残っているので、しっかりコンディションを整えてやっていきたい」(登里 享平) アウェイ2連戦を終え、次は中2日で試合を迎える。選手の疲労度も含めて、鬼木 達監督が求める攻守でのアグレッシブさを体現するには、スタメンの入れ替えが考えられる。特に神経を研ぎ澄ませて戦い続けてきたCB谷口 彰悟やジェジエウは休ませたいところ。車屋 紳太郎、そして、なかなか出場機会に恵まれていない山村 和也の出番があるかにも注目だ。これまでのように、誰が出てもパワーを落とすことなく勝利を手にしたい。
対する清水は前節に横浜FCと対戦し、2-3の敗戦を喫した。試合後、ピーター クラモフスキー監督が「結果は残念ですが、ゴールで試合が決まると思っています。良いチャンスはできていたが、そこでチャンスを決め切って結果を自分たちのほうにもたらせるようにしたいと思います」と話していたように、好機を作り出すことはできている。そこで仕留め切ることができれば勝利への確率も高まるはずだ。
もっとも、今節の相手は爆発的な得点力を持つ川崎F。ボール保持を許す時間も長くなり、押し込まれる展開が想定される。体を張った守備ではね返していき、訪れたチャンスでゴールネットを揺らすことが4試合ぶりの勝点3獲得のカギを握っている。
直近のゲームから1週間の準備期間があった清水と、中2日の川崎F。コンディション面に差はあるかもしれないが、全力でプレーする選手たちがピッチで激しい戦いを繰り広げるはずだ。
[ 文:高澤 真輝 ]


