前節・横浜FM戦も素晴らしい戦いぶりだった。開始早々に先制を許す展開となったが、相手のハイラインを突く形をジャブのように繰り返していき、33分、三笘 薫の切れ味鋭い切り返しからのシュートで同点に追いつく。48分には家長 昭博が逆転弾、さらに50分には旗手 怜央と三笘の大卒ルーキーコンビの連係から、最後は再び背番号18がゴールイン。終わってみれば3-1で勝利を手にした。
「本当に気持ちの入ったゲームを選手がしてくれた。立ち上がりに失点してしまいましたけど、その後バタつくことなく自分たちのペースに徐々に持ってこられた。良い形で進んだと思います。ハードワークすることを一番の目的にやって、あとはいつもどおり3点以上取ろうと言っている中で取ってくれた。よくやってくれたと思います」(鬼木 達監督) これでリーグ戦2連勝を達成し、良い流れで神戸戦を迎えることができそうだ。その中でイメージしたいのは1週間前のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝。神戸のビルドアップに対して、高い位置でのアグレッシブな守備から攻撃を仕掛ける形がハマって6得点を奪うことができた。この試合でも同じように、攻守で“強気”に仕掛けながらゲームを進めることがポイントとなるはずだ。
また8月の頭から続いている連戦により、疲労も蓄積されている。そんな中、負傷離脱していた長谷川 竜也が全体練習に合流したことはチームにとって大きなプラス材料。左ウイングに好調の三笘、齋藤 学、旗手に加えて、長谷川も戻ってくることで、川崎Fの攻撃力はさらにアップするだろう。
一方、勝点19で10位に位置する神戸は前節、湘南と対戦。後半開始早々に先制点を許し、その3分後に酒井 高徳の得点で同点に追いついたが、チャンスを生かし切れず1-1で勝点1を得る結果となった。試合後にトルステン フィンク監督が「アウェイでの引き分けは悪くないと思うが、われわれは満足できていません」と唇を噛んだように、勝点3が欲しいゲームだった。今節の相手はルヴァンカップで苦杯をなめた川崎F。前節から気持ちを切り替え、リベンジを果たしたいところだ。
この3週間で川崎Fと神戸が激突するのは3回目。短い期間で何度も戦う難しさもあるだろうが、互いに目指すのは勝点3。舞台となる等々力陸上競技場でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。
[ 文:高澤 真輝 ]


