ホームの横浜FCはこの試合をリフレッシュした状態で迎えることができそうだ。前倒しで8日に明治安田J1第28節・神戸戦(2〇1)を戦っていたことで、先週はリーグ戦が組まれていなかった。そのため今季の超過密日程の中で最も長い準備期間を取ることができた。
ケガ人が続出したこともありやり繰りに苦労していた時期もあった下平 隆宏監督は「やっと10日間空いたので、リフレッシュできたと思う。連休を入れながら、自分たちのプレーモデルをしっかり落とし込む時間があったので、そういう意味では非常に有意義に使えた」とその期間を振り返る。チームとして良い時間を過ごせたようだ。
その間にはチーム内でミーティングを行い、残り6試合に向けての目標を確認。シーズン当初に掲げていた“TOP10入り”、“勝点45”は難しくなってしまった現状から切り替え、新たな目標を設定した。
「最初の目標のTOP10は厳しくなってきているので、もう1回自分たちの目標を整理した。例年であれば16位が参入戦で17位、18位がJ2に落ちる。そこの3チームには絶対に入らないように15位以上を目指して、そこから1つでも2つでも上に行けるようにと意思を統一した」(下平監督) それならば、下位に位置する清水とのゲームでは勝点3がマスト。「監督が平岡(宏章)さんに代わって、別のチームになっている。印象としては守備をしっかりやってからカウンター。あとは中央にタレントを置いていて、そこのコンビネーションもかなり良くなっているので注意しないといけない」と指揮官も警戒を寄せる“新生・エスパルス”を叩く必要がある。
対して清水はこの試合を中3日の連戦で戦うこととなる。今季に就任したピーター クラモフスキー監督が10月31日の第25節・柏戦後に契約解除となると、平岡コーチが昇格する形で新監督に就任した。そこから急ピッチでチームを立て直し、初陣となった第26節・神戸戦、ホーム2連戦となった第27節・C大阪戦をともに3-1のスコアで勝利。守備の改善と戦う姿勢を見直したことで最高のリスタートを切った。
しかし、初のアウェイゲームとなった前節・札幌戦は1-5で大敗。開始早々にファン ソッコのゴールで先制するも、そこから前半だけで3失点し逆転されると、後半にも2点を追加され、就任後2試合は安定していた守備が崩壊した。
監督交代後の3試合で成績は2勝1敗と悪くないだけに、最初の2試合でつかんだ手ごたえと直近の試合で出た課題をうまく継続、改善しながら、今季のアウェイ2勝目を飾り、順位の近い相手との勝点差を詰めたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
