G大阪にとっては開幕戦以来の試合。3月に入って選手、スタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けたことで第2節・鹿島戦の中止が発表され、一度は活動を再開するも、その後も選手、スタッフに陽性判定があったため、9日からチームの活動を休止することを決定。3月に予定されていたリーグ戦6試合を中止することになった。
そして、23日からトップチームの活動を再開したG大阪は、今節からリーグ戦を戦う。満足に準備のできた状態ではないだろうが、ファン・サポーターに雄姿を見せていきたい。
広島は開幕してから公式戦7試合を無敗で過ごしてきたが、3月27日のJリーグYBCルヴァンカップDグループ第2節・横浜FM戦で0-5の敗戦を喫した。
城福 浩監督は「あれだけの差があって負けた試合は初めての選手も多かったと思うし、僕も初めてだったかもしれない。サンフレッチェがこのまま黙っているわけにはいかないという思いをみんなが持っているし、粘り強さ、ひたむきさ、執念のようなものを、次の試合で見せないといけない。大敗したあとだからこそ、そういうメンタリティーを絶対に見せないといけないと思っています」と言い、G大阪戦に向けた準備をスタートしている。
ショックの大きな敗戦だったが、だからこそ今節に向かっていくエネルギーは強まっている。エディオンスタジアム広島に足を運んでくれるファミリーとともに、また新たに始まる連戦へ向けた一歩を勝利で踏み出していきたいところだ。
今節の勝敗のカギは、かつて広島に在籍したブラジル国籍ストライカー・パトリックとレアンドロ ペレイラが握ることになるはずだ。
彼らと対峙することになるだろう荒木 隼人は、横浜FM戦を振り返って「もっと声を出してプレーすることだったり、よりコンパクトにして守るところのレベルを上げていかないといけないと感じます。ガンバには昨年のホームの試合でパト(パトリック)に一発裏を取られてやられていますし、レアンドロも何でもできちゃう良いストライカーですけど、2人とも特徴はよく分かっているのでしっかりと抑えていきたいです」と話した。
アグレッシブに攻守を展開して敵陣で試合を進めていきたい広島にとって、個の力でゴールを陥れる彼らの存在は大きな脅威になる。前線からのプレスを機能させ、リスクマネジメントもしっかりと行い、組織力で脅威を抑えていきたいが、荒木をはじめとしたDFたちの対応能力が問われる局面も必ず訪れるはず。城福監督の率いる広島が常に大事にしてきたハードな守備を一人ひとりがしっかりと表現していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]