横浜FMは3月以降一度も負けておらず、7勝3分。5戦無敗のJリーグYBCルヴァンカップを含めると公式戦15戦無敗とまさに絶好調だ。敵地に乗り込んだ5月1日の前節も地力のあるFC東京を3-0で一蹴。オナイウ 阿道がJ1初となるハットトリックをマークしただけでなく、2アシストを含めて全得点に絡んだエウベルがアタッキングフットボールに完全フィットしたことを証明する好パフォーマンスを見せた。
昨季は22連戦という超過密日程によりコンディション調整に苦しんだが、開幕から断続的に連戦が続く今季は様相が違う。アンジェ ポステコグルー監督は言う。
「(連戦の影響で)去年は浮き沈みの波があったが、今季は全員が良い状態でフィットしている。(昨季に比べて)少ないメンバー構成だが、出ている選手も出ていない選手も意識高く、日々のトレーニングに取り組んでくれていることが結果につながっている」 今節は4月21日からスタートした6連戦最後のゲームで、その間、リーグ戦とカップ戦をほぼ2チーム構成で回してきた。先発が予想される大半は5月5日のルヴァンカップDグループ第5節・広島戦の遠征メンバーから外れており、コンディションに不安はない。
また、4月の明治安田J1第9節・仙台戦で右ハムストリングを肉離れして離脱していた仲川 輝人が、5月3日の練習では全体練習に一部合流していた。もし仲川が復帰すれば戦力が出そろうだけに、“ハマのGTR”が約1カ月ぶりにベンチ入りするかも注目点だろう。
対する神戸も3月の第4節・名古屋戦の敗戦を最後に2カ月近く負けていない。前々節・鹿島戦までは3試合連続で引き分け、足踏み状態が続いたものの、前節、苦手としていた広島に3発快勝したことでまた上昇トレンドに入りつつある。
連戦中は横浜FMと同じくターンオーバーを敷いており、先発は広島戦のメンバーが軸となりそう。また、5月5日のルヴァンカップBグループ第5節・FC東京戦はスコアレスドローに終わったものの、復帰2戦目のアンドレス イニエスタがプレータイムを30分以上に伸ばし(アディショナルタイム含む)、コンディションを高めているのも心強い。
このカードの昨季3試合はいずれも計5点以上が入る打ち合いとなった。今季、横浜FMは失点が激減しているとはいえ、その傾向は続くとみる。そうであれば、両者のエース・オナイウと古橋 亨梧の決定力の差が結果に直結するかもしれない。いずれにせよ、“至高の戦い”に瞬きは厳禁だ。
[ 文:大林 洋平 ]

