現在最下位に沈んでいる横浜FCは、直近の公式戦から中2日。対して川崎Fは中5日で、日程面でもホームチームが有利だ。過去の戦績を見ると得意な相手だが、川崎Fも油断は禁物だろう。19日にJリーグYBCルヴァンカップを戦った横浜FCは、リーグ戦からメンバーを大幅に入れ替えていた。それに川崎Fは、12日に行われた仙台とのJ1第20節を2-2とホームで引き分けている。下位に位置する相手だからといって、簡単に勝利をつかめるわけではない。「まだまだ修正できるところはある。気を緩めずにやることが重要で、勝ちながら課題の修正をしたい」。鬼木 達監督は変わらず、「勝って兜の緒を締める」を体現していく意向を示した。
19日の練習では、約1時間にわたって攻守の確認を行っていた。主力組の選手は入れ替えながら実施しており、変わらずポジション争いは激しい。たとえ、いま主力として出場している選手でもベンチ外となる可能性はある。その緊張感は続いている。
また、川崎Fには好材料がそろう。2試合連続ゴール中の小林 悠、そして3戦連発中の三笘 薫は好調だ。6月に活動するU-24日本代表には、その三笘と旗手 怜央、田中 碧が選出。日本代表にも山根 視来が継続して選ばれた。 “勝ち切る”ということを念頭に置いて戦うチームは、充実の一途をたどる。それがシーズンをまたいでのJ1新記録となった22戦負けなしという結果にも表れている。
一方の横浜FCは、早川 知伸監督が指揮を執るようになってからも5試合勝利なしと苦しんでいたが、前節・湘南戦に2-0で勝利。高橋 秀人が復帰したことは大きいようで、守備が安定して直近2試合は1失点のみとなっている。前線の選手に複数得点者がいないのは気になるが、クレーベ、伊藤 翔、渡邉 千真、松浦 拓弥など実績豊富な選手はそろっている。堅い守備を形成した上で、彼らの一発に期待したい。手塚 康平という良質なキッカーがいることも前向きだろう。“神奈川ダービー”連戦で、連勝をつかめるか。
ここからはじまるリーグ4連戦。過密日程の入り口で、勝利をつかむのはどっちだ。
[ 文:田中 直希 ]


