札幌の直近の公式戦は、5日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第2戦・FC東京戦。ホームでの第1戦を2-1で勝利しており、わずかに優位な状況で挑んだものの、前半に直接FKから失点し、後半にも追加点を奪われると、そこから札幌デビュー戦となる新外国籍FWミラン トゥチッチらを投入して得点を奪いに出るも、FC東京の堅い守備に阻まれてしまいかなわず。2試合合計2-3で敗退となってしまった。
加えて、札幌としては難しい状況になっている。チャナティップや深井 一希ら主力選手を複数負傷で欠いて挑んだ前述の試合で、福森 晃斗も負傷によって前半途中で退くことに。メンバーのやり繰りが難しい状況で福森も欠場ということになれば、苦しい戦いを強いられるかもしれない。
一方、秋の気候になりつつある9月の北海道に乗り込むC大阪の直近の公式戦は、こちらもルヴァンカップ準々決勝第2戦。G大阪とのダービーマッチで注目を集めていた中、第1戦を0-1で落としてしまっていたが、第2戦ではライバルチームを完全に圧倒。前半に山田 寛人が決めて先制すると、加藤 陸次樹が畳みかけて加点。主導権を完全に握り、後半立ち上がりにも藤田 直之が鋭くシュートを蹴り込むと、66分に投入された松田 力がすぐに4点目を挙げた。C大阪に復帰した乾 貴士も早速出場を果たし、ポジティブな材料ばかりで4-0の大勝。ベスト4へとコマを進めた。
さて、そんなチーム同士の対戦ではあるが、前述したルヴァンカップ準々決勝から中2日であることはポイントになり得るだろう。札幌のホームゲームではあるものの、札幌は敵地でFC東京と戦っており、そこから帰札しての試合であるため、負荷はC大阪よりも大きい可能性もある。ただし、そうした状況でもアグレッシブさを失わないのが札幌の特徴。もちろんプレーしている選手たちの疲労は大きいのだろうが、奮闘を期待したいところだ。C大阪は小菊 昭雄監督が就任してこの試合が公式戦4戦目ということで、より洗練された戦いを演じてくれそうである。
くしくも3日後の第28節でも対戦する両チーム。2連戦の第1戦目という位置づけになるが、良いイメージで2戦目に挑むためにも双方が必勝態勢で準備を行っているはず。見ごたえたっぷりの好ゲームになること間違いなしだ。
[ 文:斉藤 宏則 ]