2022/5/14 (土) 14:03 KO
第13節
ジュビロ磐田
磐田
2
-1
FC東京
FC東京
入場者数: 11,725人
天候: 曇のち晴|気温: 25.3℃|湿度: 46%
磐田が勝利への執念を見せる。土壇場で鹿沼が起用に応える決勝点
FC東京
--ゴールシーンを振り返って。ボールを受けたときからシュートを打つことはイメージできていたので、うまくカットインできて、そこからは自分が得意な形でシュートを打てたことがゴールにつながったと思っています。 --古巣との一戦で、ゴールが決まった瞬間の思いは?磐田という土地で長いシーズンを過ごしてきて、もちろん良いときも悪いときも両方あった中でいろいろな感情が込み上げてきましたし、いろいろな思い出が思い出されました。 --ヤマハスタジアム(磐田)でプレーした感想は?まだ自分の家であるかのように感じています。今日は対戦相手として帰ってきましたけど、ホームであるかのような気持ちでピッチに立つことができました。 --チームとしては3連敗になってしまったが?この3連敗はもちろん自分たちが望んでいた形ではないですし、ポジティブな要素はないと思います。でも、どんなプロセスを歩むにしてもうまくいかない時期は必ずあると思うので、決して頭を下げることなく、次の試合で勝利をつかめるように、連敗を止められるように良い準備をしていきたいと思っています。
--中盤の形を変えた狙いは?相手が引いてきてボールを保持できる展開は予想どおりだったけど、「ジュビロのカウンターとセットプレーには警戒しろ」と強く言われていた。前半のうちにそのカウンターで失点してしまって、自分たちで難しい展開にしてしまったかなと思います。 --前半は切り替えが遅く、まさに失点シーンはそこが出てしまった?取られてからの切り替えが遅かったとは感じていて、その中でカウンターから決められてしまった。あそこも前でしっかりつぶしていれば、カウンターを受けなかったですし、切り替えが遅かったとは感じています。 --後半はいつもの形に戻したが?フォーメーションが[4-3-3]になって、前へ、前へ行ける展開になっていきましたけど、自分自身も1対1のチャンスがあった中、ああいうところを決められないで結果的に勝ち越しゴールを許してしまっているので、本当にチャンスを決め切れないと負けてしまうとあらためて感じました。 --2失点目の部分は?あそこは完全に自分の責任。被ってしまい、ボールが見えなくてそのまま足元に入ったところを突かれて決められてしまった。戻っているなら、しっかりとボールに触ってクリアしないといけない。本当にいらない失点だったと思います。 --アルベル監督は「ボールを持てる時間は増えてきて次のフェーズに入ってきた」と話しているが?今日みたいな試合は、磐田が引いて自分たちが(ボールを)持つような監督が求める展開をできていたけど、サッカーの本質である、球際や走る部分が今日はできていなかった。アルベルが目指すスタイル以前に、サッカーの本質の部分で相手に勝らないと目指すサッカーはできないと思います。
ジュビロ磐田
監督
まずは磐田市の小学5、6年生に来ていただいて、サポーターの方々にこれだけ良い雰囲気を作っていただき、勝点3を喜び合えたことを本当にうれしく思っています。 試合内容としては、“前に行く”というプランを立てながら選手たちが前半よくやってくれたと思います。カウンターというところは相手も脅威ですけど、われわれも速い攻撃を出していこうというところで“前へ、前へ”というところは出せたと思っています。その中で、ゲームをコントロールする部分はもう少しプラスαしていかなければいけない部分だとは思いますが、今日のゲームに関しては追いつかれたあとにまたオーガナイズを変えながら前への意識と負けられない気持ちを選手全員が出してくれた。これがJ1で戦っていく上ではベースとして出さなければいけないというところは、垣間見えたゲームだったと思っています。 最後はカヌ(鹿沼 直生)が得点を取ってくれましたけど、その前までに全員でボールをつなぎながらというところと、共通認識を持ちながら最後まで攻め切れたことはすごく良かったと思います。取ったあとにチームとして守備のところでボールキープしたり、はじいたりと最後まで戦ってくれた結果として勝点3が転がり込んできたと思っています。これを機に、(18日に)ルヴァンカップがありますけど、リーグ戦も連勝というところをできていないので、そこを目指しながら戦っていきたいと思います。 --杉本 健勇選手をシャドーに入れた意図を教えてください。まずは相手が[4-3-3]というアンカーがいるポジションで、その脇のところでプロテクトできる選手というところでいろんな選手を考えましたが、健勇を入れることでラッソ(ファビアン ゴンザレス)が前線で起点を作るのと、健勇がアンカー脇で起点を作るという2つの起点を作るところをプランとして立てていました。それが良かった場面です。あとは守備のところで前から行けていたので、ラッソが前からけん制をかけながら全体的に良い状態だったと思いますので、そこが良かったと思っています。 --鹿沼選手をボランチに、上原 力也選手をシャドーで起用した狙いは?まずはこの2人がオーガナイズをしっかりと理解していること。それにプラスアルファとして、セカンドボールの回収というところで鹿沼はルヴァンカップですごく良かった。このタイミングでボランチとして出てくる意味は、セカンドボールの戦いですごくやってくれたということ。そこがもう1人のボランチのヤット(遠藤 保仁)のところの負担だったり、後ろでの負担を少し軽減させることができたと思います。そこも狙いとしては持っていたので、彼が今回は90分間通して素晴らしい活躍をしてくれたと思っています。
FC東京
監督
プロの世界ではゴールが最も重要です。われわれが試合を支配できていた時間が長かったと思いますけど、攻撃をしている際のリスク管理がうまくできておらず、ミスを犯してしまいました。例えば、前半はそこから相手の危険なカウンターを2回受けてしまいました。そして、先制点もその形から奪われてしまいました。そのあと、われわれが相手を押し込み、自信を持って複数のチャンスを作れていたと思います。ただ、決定力のところが足りない部分もありました。いま、チームは成長段階にありますけど、失ってはいけないボールを失ってしまったミスもありました。引き分けで時間が進んでいる中、われわれの守備のミスからジュビロさんに2得点目が生まれ、勝点1を取れそうな展開で勝点1すら取りこぼしてしまいました。 今日の試合では、われわれのほうが決定的チャンスを作れていたと思います。ただ、サッカーというスポーツは決定的なチャンスの数を競うわけではありません。ゴールの数を競うスポーツです。各チーム、自分たちのスタイルで戦うわけで、自分たちには自分たちの、ジュビロさんにはジュビロさんのスタイルがあり、彼らはカウンターアタックを生かして勝利を目指してきました。ただ、われわれのプレースタイルは長い期間に渡り、成功をもたらすプレースタイルだと信じて疑いません。ここ3試合勝てていませんが、プレースタイルよりも勝利を目指し、自分たちのスタイルを捨ててダイレクトなプレーで勝点を取りにいこうとしているのであれば、われわれの成長は望めません。私はこのプレースタイルを信じているので、成長のためにも信じて貫いています。 もちろん、今日の敗戦はつらいです。私を含め、選手たちも怒りを感じています。ただ、サポーターは素晴らしいです。負けても忍耐強く、われわれのことを支えてくれている素晴らしいサポーターです。ほかの特徴を持ったサポーターであれば、なかなか勝てていない中、結果を最重要視して批判するサポーターもいることでしょう。けれども、われわれのサポーターはチームが成長していることを温かく見守ってくださるとても素晴らしいサポーターです。この場を借りて感謝を伝えたいと思います。ただ、順位上では上位に食い込んでいます。それは忘れてはいけないと思います。FC東京は常に上位に食い込むことを目指さないといけないクラブだと思っています。それをなるべく近い将来に成し遂げられることを期待しています。 そして、ひざの痛みを抱えながらも途中まで良いプレーをしてくれていた岡崎 慎に感謝の気持ちを伝えたいと思います。なるべく早く離脱中のCBが回復してくれることを願っています。 --中盤の形を変えた狙いを教えてください。ジュビロさんは相手にボールを譲る傾向のあるチームだと思います。そして、ブロックを下げて守備をする傾向が強いです。われわれが押し込んだ時間が長くなることを予想していたので、(髙萩)洋次郎を起用し、ギャップでのプレーを期待していました。ジュビロさんの長いボールからのセカンドボールの回収は警戒しないといけない部分だったので、スタート時はダブルボランチ気味に配置して、セカンドボールの回収を心がけました。負けている状態ではよりリスクを冒し、攻めにいかないといけなかったので、通常どおりに戻しました。
ジュビロ磐田
MF 28
鹿沼 直生
--ゴールシーンについて。どうにかチャンスが来ないかなと思っていて、(ルヴァンカップDグループ第5節・FC東京戦のときと)同じ感じで3列目から入っていく回数を増やしていた。最後は落ち着いて打つことができたと思います。 --この試合に先発起用されて一番意識していたことはどこですか?ヤットさん(遠藤 保仁)との関係性や左寄りに立っていたので、(松本)昌也くん、(杉本)健勇くんとの関係は意識していました。それよりも今まで(リーグ戦で)チャンスをもらえてなかったので、結果を出してやろうという気持ちを持っていた。それでいま、ルヴァンカップに出ている選手がリーグ戦で戦えるということを示せると思っていたので、そういう姿を示すことができて良かったと思います。 --失点後はどんな気持ちでプレーしていましたか? 1-0で勝っている展開でこのまま終わらせようという雰囲気が出ていたと思うんですが、疲れてからもホームで小学生一斉観戦もあり、勝たなければいけないと思っていたので、その中でもう一度パワーを出せたことは良かったと思います。
MF 7
上原 力也
--シャドーに入る上で気をつけていたことは?最初はFC東京さんが1アンカーでくる想定でのポジションやコミュニケーションをとっていましたけど、ダブルボランチできていたので、試合中にヤットさん(遠藤 保仁)や鹿沼(直生)ともうまく話し合いながら、立ち位置やポジションを取ることができていた。もう少しボールを持てる時間があっても良かったと思いますけど、守備はそこまで悪くなかった。 --相手の並びが想定と違う中で意識していたことは?守備のところで後ろに重くならないように意識的にスイッチを入れたり、そこについてきてくれとアプローチしていた部分はありました。それが前半は良いスイッチになった場面もありました。ただ、後半は後ろに重くなってしまったので、チームとして修正していければいいかなと思います。 --カウンターの起点になる場面も非常に多かったと思います。攻撃で心がけていたことは?FC東京さんが前線に人数をかけてくることやSBが高い位置を取ることは分かっていたので、守備から攻撃への切り替えは自分の中で意識的にやっていました。