清水にとっては歴史的な一戦となるが、現在の状況は厳しい。横浜FMは今季の明治安田J1で首位をひた走っているのに対して、清水は降格圏の17位と順位を落としている。ゼ リカルド監督就任からリーグ戦2試合目となる前節は難しい試合だった。
C大阪のホームに乗り込んだ一戦は、序盤からなかなかシュートに持ち込めない展開だった。しかし35分、立田 悠悟のパスを受けた西澤 健太がゴール前に素早くクロスを上げると、マテイ ヨニッチが処理を誤ってオウンゴール。清水はその後もシュートを打つことができず、シュート0本で前半1点リードと珍しい展開になった。後半は相手のプレスの圧力が強まってさらにボールを前に運ぶことができなくなり、76分にはついにCKから失点。1-1の引き分けに終わった。
勝利を逃す格好となったが、ゼ リカルド監督は「われわれは正しい道を進んでいると思うので、ここからは選手をしっかりリカバーさせて、また次の横浜FM戦に向けて準備したいと思う」とポジティブな要素を見いだしている。就任後は連戦となっていたが、ここでチームを組み立て直して、横浜FM戦に臨むことになる。
対する横浜FMは4連勝中。その中で、前節は圧倒的な強さを見せた。3連勝中だった柏に対して前半から得点を重ね、4-0で快勝。ケヴィン マスカット監督も「結果に関しては満足しています」という試合になった。横浜FMはこの勝利でJ1通算499勝。清水戦で500勝という大台到達を目指すことになった。
今節は国立競技場で行われる。横浜FMは1993年のJリーグ開幕戦を含めてこれまで国立競技場で51試合を行い、26勝6分19敗。一方の清水は、2009年以来13年ぶりにリーグ戦を国立競技場で迎えることになるが、これまでの戦績は30試合を行い、18勝1分11敗。ちなみに、国立競技場で行われた清水と横浜FMの対戦は、清水が4勝1分2敗で勝ち越している。清水としてはサポーターが大挙することが予想されるこの試合で、スッキリした試合を見せたい。
[ 文:田中 芳樹 ]


