特に三協フロンテア柏スタジアムで3-2の逆転勝ちを収めたチームのパフォーマンスは、自分たちに自信を抱かせるものだった。ミヒャエル スキッベ監督も試合後に「今日の後半に関して言えば本当に素晴らしい出来で、こういうプレーができたことで、自分たちはJリーグの中でも『良いチームだ』という事実を証明できたと思います」とコメントしている。
今節も勝利をつかみ取ってさらに上っていくことを期待しているサンフレッチェファミリーは、新しいストライカーも加わったことで大きく期待を膨らませていることだろう。
キプロス代表でブルガリアのPFCルドゴレツ・ラズグラドから加入したピエロス ソティリウは、昨年末から追いかけていた足立 修強化部長が「生粋のストライカー」と評す点取り屋だ。
ジュニオール サントスがブラジルのボタフォゴに期限付き移籍をすることになったが、ナッシム ベン カリファは2試合連続で得点を奪う好調ぶりで、ケガから戻ってきたドウグラス ヴィエイラもさっそく大きな存在感を示している。その中にピエロス ソティリウが加わることで、さらに脅威が増していくはずだ。
ピエロス ソティリウについては、ミヒャエル スキッベ監督もすでに高く評価している。「特にゴール前で試合に即したテクニックを持っている。ヘディングも強いし、両足でも蹴れるし、体のどこかに当ててでもゴールを奪えると思います。ボールを後ろに流すとか、そういった判断も素晴らしい選手だと思っています」。新戦力FWには要注目だ。
G大阪は苦しんでいる。前節の清水戦を0-2で敗れ6試合勝ちなしとなった中で、17日に片野坂 知宏監督の契約解除を発表。8月に入ってコーチに就任していた松田 浩氏が指揮を執ることになった。
松田監督の下で残留を目指して残り10試合を戦っていく決断をしたG大阪は、初陣となる今節にチーム一丸となって臨んでいきたい。準備期間が限られている中、まずは選手の気持ちを1つにまとめて広島に向かっていきたいところだ。1カ月半前のパナソニック スタジアム 吹田での対戦は、黒川 圭介と坂本 一彩が得点を挙げてG大阪が勝利した。最後に勝った相手でもある広島に今節も勝って、新体制のスタートを切ってきたい。
広島はミヒャエル スキッベ監督の下でさらなる高みを目指していく。G大阪は松田新監督の下で停滞感を打ち破る勝利を求めていく。両チームにとって重要な一戦は、果たしてどんな結末が待っているのだろうか。
[ 文:寺田 弘幸 ]