広島は8月3日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦・横浜FM戦に勝利して8月のスタートを切ると、連勝を続けていく。第24節で鹿島に勝ち、横浜FMとの準々決勝第2戦にも勝利し、第25節・柏戦では逆転勝利を収めた。これらアウェイの3試合を勝ち切ってホームに戻ってきた広島は前々節、監督が交代したばかりのG大阪を5-2で退け、前節・C大阪戦は3-0で勝利した。
公式戦6連勝で8月を終えたチームは、9月にどんな戦いを見せていくのか。カップ戦を含め重要な戦いが待っている中、まずは今節・清水戦に勝利してスタートしていきたいところだ。
清水も8月の4試合を3勝1分で過ごしてきた。第17節・福岡戦から指揮を執るゼ リカルド監督の下でチームの再建に取り組んできた清水は、夏の補強によってヤゴ ピカチュウと乾 貴士が加わると勝利を重ね始めた。
第24節・FC東京戦をカルリーニョス ジュニオとチアゴ サンタナの得点で2-0の勝利を収めると、第25節・G大阪戦もベンジャミン コロリとカルリーニョス ジュニオの得点で2-0の勝利を飾った。そして前々節は上位の柏と1-1のドローで終え、前節・京都戦は乾の得点で勝利をつかみ取った。
第23節終了時に最下位に沈んでいたチームは、8月の4試合を戦い終えて11位に浮上。残留争いから一歩抜け出した清水は、9月も注目チームの1つになっていくに違いない。
今季、広島と清水はルヴァンカップのグループステージでも対戦しており、ここまで3試合の戦績は清水が2勝1分と勝ち越している。広島にとっては相性の良くない相手で、IAIスタジアム日本平で対戦した第10節で2ゴールを許したチアゴ サンタナは要警戒だ。
チアゴ サンタナはこれまで多くの外国籍FWと対戦してきた荒木 隼人が「速くて強いですし、ハードワークもできて、なおかつポストプレーもやる。ゴールから遠いところではシンプルにプレーしつつ、ゴール前では脅威になってくるので、非常に良い選手だなと思います」と話すほどの実力者。チアゴ サンタナと荒木のマッチアップは注目したい。
そして、今節よりエディオンスタジアム広島では声出し応援席が設置される。B6、A11ゲートの近辺が『声出し応援サポーターゾーン』となり、A8ゲートの近辺が『声出し応援ビジターゾーン』となる。
この日を待ち焦がれていたのは、ファン・サポーターだけでなく選手も同様だ。今季4年ぶりに広島に戻ってきた川村 拓夢もその1人。「自分はサポーターとして小さい頃から声を出して応援してきましたし、やっとその応援をピッチで聞ける。すごくうれしいですし、めっちゃ興奮すると思います」と心を躍らせている。
好調なチーム同士がファン・サポーターの声援を受けて戦う今節は、好ゲームが繰り広げられること必至。最後まで面白い90分間になるはずだ。
[ 文:寺田 弘幸 ]