横浜FMは直近の第32節・G大阪戦を0-2で敗戦。今季無敗だったホーム戦で15戦目にして初めて土がついた。内容に目を移すと、開幕当初からの課題であるセットプレーから早々に失点。[4-4-2]を敷き、ゾーンで守るG大阪に対し、チャンスこそ作るもののゴールをこじ開けられず、終盤にまたしてもCKから追加点を許し、痛恨の敗戦となった。
今節の相手・磐田もG大阪同様、ブロックを敷き、守備重視のスタンスで入ってくることが予想される。より相手を守備的にさせないためにも先制点を許さないことが大前提となり、その上で学びを生かさなければならない。G大阪戦で途中出場した西村 拓真は言う。
「難しいシチュエーションではあったが、学べたこともあった。引いた相手に対して、パスばかりで逃げて、向かっていかないと、相手も怖くない。相手がゾーンだからこそ、ペナルティーエリア付近でいろいろな怖さを出せるのではないかと、自分もチームも学べた。これからが楽しみ」 そして、中3日の連戦となることから、メンバーの入れ替えも濃厚だ。前週まで別メニューで調整していた松原 健も先発候補の1人。「(G大阪戦で)久しぶりにスタンドから試合を見て、ピッチに立つのは簡単なことじゃないし、すごく特別なことだと再確認できた。ピッチに立つ11人は出ていないメンバーの気持ちを背負ってプレーしないといけないし、優勝が懸かる状況ならなおさら責任感を持たないといけない」。松原が語気を強めるように、今節のピッチに立つ選手たちには強い覚悟とリバウンドメンタリティーが求められる。
対する磐田は直近の第32節・鹿島戦で先制を許すも、前半だけで3得点を奪い、逆転に成功。ところが、後半の早い時間帯に1点を返されると、アディショナルタイムにまさかの失点。手にしかけていた勝点3が零れ落ちるショックの残るドロー劇となった。
ただ、残留への灯は消えていない。J1参入プレーオフに回る16位・G大阪との勝点差は『8』。今節で勝利を収め、22日に延期された、残留を争う17位・清水との“静岡ダービー”で連勝すれば、残留への道は切り拓かれる。「アウェイでなかなか勝てていないが、最後の最後まで戦い抜き、残留するための勝点3を取る」(渋谷 洋樹監督)。こちらも背水の陣で臨む大一番となる。
[ 文:大林 洋平 ]

