ホームで迎え撃つ京都は前節、横浜FCに4-1で勝利した。序盤に先制点を奪われたが、前半のうちにCKからパトリックが力強いヘディングシュートを叩き込み、1-1で折り返す。後半に入ると、ロングカウンターから木下 康介が2試合連続となるゴールを決めて逆転に成功。さらに再びCKから途中出場の山﨑 凌吾が追加点を決め、最後は三竿 雄斗のFKがオウンゴールを誘発し、見事な逆転勝ちとなった。J1での3連勝は2002年以来、21年ぶりとなる。また、昨季の得点数がリーグ全体で2番目に少なかった京都にとってはうれしい大量得点と言える。
先週末のJリーグYBCルヴァンカップEグループ第2節・FC東京戦は、リーグ戦からスタメンを総入れ替えして挑み、0-5で敗戦。ゴール前での守備対応が緩くなってしまい、横浜FC戦とは逆に大量失点となってしまった。出場選手がリーグ戦と違ったとはいえ、クロス対応など守備面での反省点はフィードバックする必要がある。
アウェイへ乗り込む神戸は前節、鳥栖に1-0で勝利した。前半に左サイドの泉 柊椰がカットインから右足を一閃。ミドルシュートが弧を描いてゴールへ吸い込まれ、これが決勝点となった。今季、びわこ成蹊スポーツ大から加わったルーキーにとっては、うれしいプロ初得点だ。
続くルヴァンカップでは横浜FCに1-0で勝利。リーグ戦から半数近く先発を入れ替えた試合はスコアレスで時間が経過していくが、85分に途中出場の大迫 勇也が左サイドからの折り返しを押し込んで勝負を決めた。注目を集めたのは、今季公式戦初出場となったアンドレス イニエスタ。卓越した判断と技術で相手の急所を突き、自陣からの正確なロングパスで決勝点の起点にもなった。今季ここまでケガなどで出遅れていたが、スペインの至宝の復帰は首位を走るチームにとって大きな追い風となる。
昨季の対戦成績は京都の2戦2勝。ただ、京都の選手たちは今季の神戸を「昨年とは違うチーム」、「優れた個の力に規律が生まれている」と評している。京都も3連勝により順位を5位まで上げており、上位同士の関西勢対決となる。
京都は3月に関東でのアウェイ戦が続き、今節は約1カ月ぶりのホームゲーム。「連勝中のチームをこの目で見よう」、「この声で支えよう」という人にとっては、待ち焦がれた試合だ。神戸にとっても昨季シーズンダブルを許した相手を破って、良い流れを継続したい思いは強いはずだ。
試合当日は天候にも恵まれそうで、多くのファン・サポーターが駆けつけるだろう。なお、電車でサンガスタジアム by KYOCERAへ向かう場合、春休みの行楽シーズンということもあり、京都駅は大混雑が予想される。亀岡方面への電車が満員で乗車できないケースも想定され、時間に余裕を持った来場をお勧めしたい。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

