両チームともに公式戦で連敗中と苦戦している。浮上のきっかけをつかむためにも、目の前の勝点をつかむことが大事になる。
両者の対戦は新潟がJ1にいた2017年以来、6年ぶりとなる。新潟でそのときを知るのは堀米 悠斗と長谷川 巧のみ。鈴木 武蔵はG大阪の選手として、古巣対決を迎える。このほか、G大阪は東口 順昭、新潟は高 宇洋が古巣対決となる。
新潟はここまで4勝4分6敗で勝点16。ホームで行われた前々節・横浜FM戦はCKの流れから先制を許したが、伊藤 涼太郎と三戸 舜介のゴールで2-1の逆転勝利を収めた。ここから勢いに乗るかと思われたが、アウェイでの前節・鳥栖戦はCKとPKから失点し、0-2で敗戦。今季初の連勝とはならなかった。
そこから中3日で迎えたJリーグYBCルヴァンカップDグループ第5節・福岡戦は、開始早々にグスタボ ネスカウの来日初ゴールで先制したが、後半に2点を奪われ逆転負け。2失点目はCKの流れから奪われたもので、セットプレー関連の失点が続いている。
流れの中では新潟らしい崩しや、今季加入した新戦力たちが持ち味を生かして攻撃に新たなアクセントを加えているだけに、よりフィニッシュの精度を高め、守備はセットプレー対策が求められる。松橋 力蔵監督は「やられてしまうのには何か問題がある」と改善に目を向けており、福岡戦から中3日で迎える今節に向けて修正を施してくるはずだ。
G大阪はここまで1勝4分9敗で勝点7。最下位に沈み、17位・湘南との勝点差は『4』。リーグ戦はここ7戦勝ちなしで、25年ぶりの5連敗中。24日のルヴァンカップEグループ第5節・京都戦も0-1で敗れており、苦しい状況が続いている。
前節・横浜FM戦は、0-1で迎えた59分に数的優位となるが、ミスからボールを失うと宇佐美 貴史がファウルをとられ、相手FKに。これを決められて0-2で敗れた。宇佐美はそのファウルで警告を受け、累積警告4枚となったため今節は出場停止。G大阪もセットプレーからの失点が全体の約3分の1を占めており、この試合もCKとFKに屈した。ただ、連動したプレッシングはうまく機能しており、流れの中では相手にやらせていない。ビルドアップを志向する新潟に対しても、前節のようなプレッシングからボールを奪えれば、カウンターからイッサム ジェバリやファン アラーノら外国籍タレントの攻撃力は脅威となるだろう。
ここからはい上がるために意地がぶつかり合う注目の一戦は、28日の14時キックオフだ。
[ 文:野本 桂子 ]

