逆転勝利の浦和がリーグ2連勝。鳥栖はチャンスをモノにできず
浦和レッズ
--鳥栖にボールは握られたが、チャンスは与えなかった印象でしたが?前半もそうですし、後半は特にそうでしたけど僕自身が相手のSBに出ないで(最終ラインに)吸収されるようにして、ちょっと(AFCチャンピオンズリーグ・)アル・ヒラル戦と同じような形で守る感じにシフトチェンジしました。そこでの守り方にも自信がありましたし、自分たちの目の前で回される部分には怖くないので、そういうメンタリティーで臨めたぶん、余裕があったんだと思います。 --良い距離感でボールも動かせていたと思いますが? 自分たちの狙いもカウンターとハッキリしていたし、ある程度、FWが制限をかけてサイドに運ばせてという形でしたけど、リードしていたのもあってチームとしての一体感があった。相手は負けているし、ホームだったので焦れて出てくるというのは確認もしていたので、良い感じに試合を進めることができたかなと思います。
--50m超のロングFKからの得点について。川崎F戦のときに上福元(直人)選手が前に出ているからセカンドボールやリスタートでシュートを狙えというのは、ジョアンGKコーチに言われていて、その日はなかなかそういうチャンスがなかったんですが、関根(貴大)選手が生かして決めたシーンがありました。 今日も相手は積極的にGKがビルドアップに参加するチームでしたし、背後の処理を含めて高い位置を取るのは分かっていました。実際にピッチレベルで見ても高い位置を取っていたので、どこかで狙えたらなというのは思っていました。セカンドボールじゃなくて置いて蹴れるボールだったので、思い切り振れて良かったです。 --ほかの選手たちの動きが止まっている中、1人だけ動いているような感じでしたが?イメージは湧いていたので、打ってみようかなと。チームメートもほとんど誰も見ていなかったとさっき言われました(笑)。スキを突けて良かったです。入れという気持ちで打っていましたし、相手も間に合いそうな感じだったので、追いつかれるかなとも思いましたけど、周りの選手が喜んでいたので、入ったって分かりました。
サガン鳥栖
監督
大勢のファン・サポーターが来ていただいた中で勝点3を届けることができずに申し訳ないなと思います。いま、良い流れで来ている中でこのあとが大事だなと思っています。選手たちが本当に良いパフォーマンスを出してくれましたし、これを良いきっかけとして次に進んでいきたいなと思います。 --試合前に攻撃面に手数をかけたいとおっしゃっていましたが、その点については?手数というところの表現の仕方としてはさまざまな手段を持って攻撃をしたいなと思っていました。1点目は狙いどおりでしたし、そのほかにもセットプレー含めてチャンスはあったんですが、やろうとしたことは悪くないと思います。あとはそこの精度、質の向上を求めていくことですね。ただ、浦和さんの守備もパフォーマンスが良かった。われわれの問題にしたいんですが、相手のパフォーマンスも良かったというところでいうとこの結果になることもあるなと思います。 --失点はともにスキを突かれる形でしたが?何か、われわれにダメージがある失点の仕方ではなかったんですが、そういう部分も含め、学ばせてもらったと思います。これを経験して、次が大事になってくると思います。この記憶はチームとして残りますし、それは次に向けては味わいたくはないですが、味わったのであれば、それを良い経験にしなければいけないなと思います。 --1万人超えのホームゲームの雰囲気は?これは浦和さんのサポーター、鳥栖のサポーターが良い雰囲気を作ってくれたと思います。毎試合、良い雰囲気を作ってくれるんですが、今日は数も含めて、声援が耳に届きましたし、この雰囲気でいつも試合を行わせていただいている皆さんに感謝ですね。
浦和レッズ
監督
試合前から難しい試合が待っていることは分かっていました。立ち上がりに失点してしまい、さらに難しい試合にしてしまいました。このような難しい試合でも勝者のメンタリティーを持って、しっかりとあきらめずに戦い、得点を取ることができました。30分を過ぎたころからはあまり効果的なハイプレスを掛けることができなくなってしまい、ミドルゾーンでセットすることが多くなりました。その中で(岩尾)憲の素晴らしい判断でロングシュートを放ちました。彼の判断がゴールにつながりました。 後半は体力のことも考えて、ハイプレスではなく、行けるときにハイプレスを掛けるようにしました。(興梠)慎三とタカ(関根 貴大)を入れてからはハイプレスの回数を増やしましたが、そこからまたチャンスを作り出すことができたと思います。最後の20分間は、リードをキープするために守備をする時間になりましたが、そこでの選手たちのハードワークに大きなリスペクトを感じています。3試合勝利なしのあとに2連勝することができましたので、サマーブレイクまでの流れがより明るくなりました。 --複数得点で勝利を重ねることができましたが、得点を取れている要因は?大きく変えたわけではないですが、練習で相手の背後に抜けること。そこにタイミングを合わせることを強調してやってきました。それによって試合でのチャンスが増えてきたと思っています。われわれらしいスタイルが見せられない時期に、勝てない試合が続きましたが、過密な日程の代償を払っていた部分もあったと思います。
サガン鳥栖
GK 71
朴 一圭
--先制しながらの逆転負け。悔いが残る試合になったと思うが?ウチがやろうとしていることはリスタートを速くするというところでもあるので、素早くスローインしようというのはみんなでも言っていました。やり続けた結果の中での失点でしたが、先制したあとにちょっと追いつかれるのが早過ぎたかなというのはありました。でも、まだ同点だったのでそこまで気にはしていなかった。すべては俺がロングシュートを決められてしまったところから試合を難しくしてしまったので、そこに尽きるかなと個人的には思っています。 チームとしてはより粘り強く、自信を持ってやっているプレーというのを続けられているとは思います。あとは精度のところ。そこは全体で上げないといけない。個人的に気になったのは追いつかれたあともそうですし、2-1になったあともちょっと慌て過ぎかなというのは感じました。まだ、時間はあったので、慌てずにボールを動かすとかカウンターで取りたい相手の心理状況を感じないといけなかった。 --岩尾 憲選手のFKの場面については「自分のミス」という感覚のほうが強いのでしょうか?シンプルに全体がフッと落ち着いたときに俺も見てしまっていただけなので。本当に俺のミスです、ただ、それだけです。集中力を欠いていました。プロとしてあり得ないというか、この年齢で、後ろで責任ある立場でプレーさせてもらっているのにああいうので試合を壊してしまうというのは、肝に銘じながらプレーしてきました。 しかし、こういう大事なゲームでそういうプレーをしてしまう。それは僕に足りなかったところがたくさんありました。こういうことでポジションを失っていくものだと思うので、もう一度、気を引き締めて。誰のせいとかではなく俺のせいだと思っているので、そこはしっかり受け止めていきたい。前節、どれだけ止めたとかは過去の話で関係ない。毎日が勝負ですし、今日は僕がミスして負けてしまった。しっかり反省してまた練習して、またピッチに立つなら全力でプレーするだけです。
MF 5
河原 創
--そこまで悪くない入りだったと思いますが?内容としてはそこまで悪くないかなと思いますけど、やられ方がやられ方だったので。ちょっとフワッとしてしまったというか、ちょっと気が抜けちゃったかなという感じだったと思います。 --浦和がミドルブロックを作る時間も長かった中で鳥栖としてはミスも多かったと思いますが?確かにちょっとミスが多かったかなとは思います。そのミスの原因が何なのかを、ここからミスを減らしていくには把握していかないといけない。どうしてミスが起きたのかをチームとしても個人としても考える必要があるかなと思います。 --個人的にもらしくないミスが多かった印象ですが?技術的なところもそうですし、準備のところもそうですけど、これが悪かったと1つだけ結論を出すのも難しい。でも、ここ最近はちょっと個人的にミスが多いと感じているので、トレーニングからやれることをしっかりやっていかないといけないなと感じています。 --ミドルブロックを長く作るチームとの対戦はひさびさであらためて課題も出たと思いますが?崩せれば一番ですけどこういうゲームはあると思うし、もっと横に揺さぶったり、遠めから打っていくことも少しずつ出していかないとブロックを作る相手を動かせない。もう少し、工夫が必要かなと思います。 できるだけ自分は攻め急がないように遅らせようという意識はありましたけど、それでも、まだたぶん、ちょっと速いんだろうなと思います。ただ、機動力みたいな部分をゼロにしてしまうと良さもなくなるので、そこは難しいけどうまくコントロールできるようになるともっと良いゲームができるかなと思います。
FW 22
富樫 敬真
--ビハインドの展開の中、チャンスもありましたが?チャンスはあったし、匂いを感じたところにはポジションを取ることもできた感覚はあったので、あとは決めるだけという感じでした。ただ、こういう悔しさを味わうのもひさびさだったので、戻ってきたなという感じです。今日のことは取り返せないですけど、次、チャンスが来たら決めるだけだなと思っています。 --少し、チームとして後半は攻め急ぐというか焦りもあったように感じました。あそこまでブロックを組まれるというのはここ数試合なかったと思うし、相手もリードしている状況というのもあまりなかった。そういうときに自分たちが焦らずに、相手が引くなら横に揺さぶるとか空いているところに刺して前進できれば良かった。良いシーンもありましたけど、終盤はちょっと焦りが出たかなという感じはあったかもしれないです。