昨季の対戦成績は新潟から見て1勝1分。新潟はホームで2-2と引き分け、アウェイは1-0で勝利している。
新潟はここまで2勝2分3敗。直近4試合は勝利がなく、前節・C大阪戦に敗れたことで今季初の連敗となった。試合の入りはサイドアタッカーの松田 詠太郎と太田 修介の突破からチャンスを生み出していたが、決め切れず。後半に一瞬のスキを突かれて失点を喫すると、最後は5バックで守りを固められた。ここ2試合は無得点に終わり、サポーターからは試合後にブーイングも起こった。
シュート1本に終わった谷口 海斗は、「ゴールを決めるためにボールを保持しているのが自分たちのスタイル。でも“ゴールからの逆算”はもっともっと考えたほうが良いのかなと思います」と振り返った。松橋 力蔵監督も、ゴールにベクトルを向けたダイナミックな攻撃を求めた。
得点を増やすためには、アタッキングサードでのチャンスを増やすこと。そして慎重になり過ぎず、スキあらば足を振っていくことも必要だ。5試合ぶりの先制点で流れを引き寄せたい。
注目は、7年ぶりの古巣対決となる主将・堀米 悠斗。
2017年に札幌から新潟へ移籍したが、翌年から新潟はJ2に降格したため、すれ違いが続いていた。昇格した昨季は対戦を楽しみにしていたが、ケガのためホーム、アウェイともに欠場。2017年以来の再会となる。
宮澤 裕樹、荒野 拓馬、菅 大輝、阿波加 俊太、深井 一希は札幌在籍時のチームメート。新潟で成長を遂げ、主将として勝利へと導く姿を披露する。
対する札幌は前節・G大阪戦を1-0で制し、今季初勝利を収めた。開幕から未勝利で5連敗中だったチームを救ったのは、在籍17年目となる宮澤。ケガからの復帰後2戦目で長谷川 竜也のクロスに合わせ、貴重な決勝点を奪った。また無失点も開幕戦以来。攻守に手ごたえをつかみ、アウェイに乗り込む。
こちらも古巣対決になるのが鈴木 武蔵。桐生第一高を卒業後に加入し、2016年にはリオ五輪を戦うU-23日本代表としても活躍した。鈴木 武蔵も7年越しの新潟凱旋となる。当時チームメートだったのは舞行龍ジェームズ、堀米、長谷川 巧。特に舞行龍とのマッチアップは見ごたえがありそうだ。縁ある新潟で今季初ゴールを挙げられるか。
今節に向けて、開幕戦以来の出場を狙う新潟の鈴木 孝司は「札幌はマンツーマン気味にどんどん人に強く来る。1対1のバトルに負けなければ、優位性は至るところに作ることができると思うので、目の前の相手に負けないことが大事になってくる」とコメント。自身もケガから復帰し、今季初ゴールを狙う。
ここ2試合お預けになっている、新潟のJ1通算600点目を取るのは果たして誰になるか。攻撃的なチーム同士の一戦に注目だ。
[ 文:野本 桂子 ]

