厳しい状況に追い込まれていった磐田。痛恨の敗戦
ジュビロ磐田
監督
最後までわれわれがゴールするのを信じて、止むことのない声援を送り続けたサポーターには「本当に申し訳ない」という一言に尽きます。ホームでこういう負け方をしたすべての責任は僕にあると思っています。 ゲーム内容も、われわれがしっかりとやらなければいけない部分が少し足りなかったことで、苦しい展開にしてしまったという印象です。1点を奪いに、選手はしっかりと走って、戦ってくれましたけど、得点を奪えず、このような敗戦になってしまったことを本当に申し訳ないと思っています。 --具体的に本来やらなければいけない部分で足りなかったのはどんな部分でしたか?ボールに寄せるところですね。この試合はしっかりと寄せ切れない場面が非常に多かったかなと思います。失点になっていないシーンも含めて、今日はベースのところがやれなかった。そこで遅れて相手に良い形でゴールに向かうボールを供給させ過ぎてしまったことが残念でした。 --替わりに入った選手たちのパフォーマンスと、この経験をどう次につなげてほしいですか?前節から替わって入った選手たちのこのゲームに懸ける思いもありましたし、チームの力になりたいという思いでやってくれています。今日は、そこまで数多くそれぞれのストロングを出せない部分が多かったですけど、先ほどのミーティングでも選手たちの前で話しましたが、われわれは下を向いている暇はない。次に向けてしっかりと顔を上げて、今日出た課題は次の試合までに解決できるものだけではないかもしれないが、それはわれわれ次第。1つでも多くの課題と向き合って、1つでも多くクリアできる可能性もあるので、今回新しく入った選手だけでなく、全員でやっていきたいと思っています。
サガン鳥栖
監督
磐田の地まで来ていただいた鳥栖のファン・サポーターに勝点3を届けることができて非常にうれしく思います。(リーグ戦での)アウェイでは今季初の勝利ということで、良い思いで帰ってもらうというところでは本当に満足できる試合だったと思います。 --アウェイゲームだったので今日も20人の選手を帯同させていました。最近の試合では河田 篤秀選手を帯同させながら試合のメンバーからは外す選択をしていましたが、今日の試合ではメンバー入りさせました。その理由を教えてください。勢い、馬力ですね。あと、彼はチームにもたらすパワーというものを持っています。今季はなかなか出場機会が得られずに悔しい思いをしていると思います。今日、1本決定機がありましたが、そういうもの(決定機に絡む力)を持っている選手ですので、いまのチームに刺激を与えてくれるなというところで、今日は彼をメンバーの1人に選びました。そういう意味では非常に良いパフォーマンスを出してくれたと思います。 --リード後に相手が前がかりになる中でうまくスペースを使えていた印象です。スペースを見る意識や使う判断について選手たちの選択をどうご覧になっていましたか?これはチーム2得点目のマルセロ ヒアンの得点が分かりやすいんですが、スタッフのおかげですね。われわれにとってあれは偶然ではなく、意図的に起こした現象です。それをしっかり分析してくれたアナリストたち、彼らの1点だったかなと思います。
サガン鳥栖
--アウェイゲームでは余分にメンバーを帯同させる中で、帯同しながら最終的に試合のメンバーから外れることもありました。今日、メンバー入りできたことについてはどう感じましたか?以前にも話したと思うのですけど、自分の出来というよりは周りという外的要因によって自分が試合に出るチャンスが来ると思っていたので。準備はいつもどおりにしていましたけど、メンバーに入れたからって特に(思うことはなかった)。“入れてラッキー”くらいに思っていました。 --今季初出場だったルヴァンカップ1stラウンド2回戦・熊本戦と同じく、リードした状況での投入でした。ただ、熊本戦よりはリードが大きかったので“自分の色を出す割合”は大きくしても良かったのかなと思いましたが、意識していたことは?相手が前がかりになっていたので、得点が取れそうなところは出てくるかなと思っていましたし、今日は「来るかな」と思っていたので、チャンスが来た場面は狙いどおりではあったんですけど、決め切れませんでした(苦笑)。反省点です。 --ああいう形に持っていけたことをポジティブに捉えられるのか、それとも外した悔しさが勝るのか、どちらでしょうか。俺はけっこうプラスに考えるほうです。チームも勝ったし、良いところだけ見たいなと思っています。もちろん、ミスはミスとして認めていますし、あれは完全にシュートミスだったので。でも、ポジティブです。
FW 13
--前節・湘南戦は苦しい状況でパスを受ける場面が多かったですが、今日は後ろの組み立てがスムーズで、得意な形を出しやすい状態でパスを受けることができていたと思います。相手のSBと対峙する形を作ることができていたので、そこが一番大きかったかなと思います。湘南戦は相手のウイングバックと勝負する形になってしまっていましたが、今日の試合では後ろの選手がうまく運び出しをしてくれたことで、相手のSBとしっかり対峙することができました。そこは今日の試合の1つ、肝だったかなと思っています。 --相手もご自身のドリブルを警戒してきている中で、それを乗り越えるために工夫していることはありますか?いろいろなパターンを見せるということは1つ、自分の中で意識していることです。カットインもできるし、縦にも突破できる。そういうふうにもっとバリエーションを増やしていかないといけないので、そこは練習からもっと成長していきたいと思います。 --鳥栖はチームでボールを運ぶことは得意ですが、横山選手のように個で運べる選手は貴重です。個人で時間を作るというようなことは意識していますか?途中出場と先発では役割も違うし、ゲームを作るという部分で仕掛けるところとあえて止めるというところでは、今日の試合でうまく相手に見せることができたと思います。そこは今日、良かったかなと思います。 --カットインと縦をうまく使い分けて得点につなげる仕事を果たすこともできました。縦を警戒されていた中で、自分にはカットインもあるよというところを見せることができたので、アシストにはならなかったですけど、ああいう形は今後の試合でも生きてくるのかなと思います。 --先発でプレーするときはしっかり守備意識も持ちながらプレーしなければなりませんが、そこに対する手ごたえはいかがでしょうか。まだまだできますけど、守備は確実に良くなってきていると思います。練習からコーチ陣にはアドバイスをもらっていますし、これは継続していきたいなと思います。 --ひさびさの勝利になりましたが、どう受け止めていますか?今日は絶対に勝点3が必要だったし、勝利以外は見ていなかった。でも、ここで勝っても次の試合で勝たないと勢いには乗れないと思うので、次の川崎F戦が大事だと思っています。
ジュビロ磐田
DF 15
鈴木 海音
今日は3失点してしまったことがすべてだと思うし、取られ方もすごく良くなかった。失点シーンだけでなく、そのほかにもチャンスを作られてしまったし、シンプルに自分たちの力のなさだと思う。切り替えのところもそうだし、ゴールキック1本でどんどん運ばれてしまった。そこはチームのミーティングで共有していたところでもあったけど、そういうシーンが少し多かった。自分も指摘していたけど、チームとしてもっと突き詰めなければいけなかった。そういった甘さが出た試合だと思う。 --後半について。早く準備してボールを動かしたかったが、それだけになってしまうと、相手もプレッシャーに来やすくなってしまうので、相手が来たところをひっくり返すというのはチームとして意識していた。ただ、ゴールキックを早く始めても、周りの近い選手が準備できていないと、結局は蹴ることになってしまい、チームとしての準備が足りなかった。特に今日は攻守の切り替えがすごくできていなかった。そこで相手に90分間上回られてしまったので、チームとして絶対に変えていかなければいけないところだし、そういう甘さをもっとなくしていかなければいけないと思っています。 --そういった部分をなくすためにもっとリーダーシップを発揮していきたいですか?リカ(リカルド グラッサ)がいても自分がやらなければいけないと思うし、(川島)永嗣さんが出ていても自分がやらなければいけないと思う。誰が出ていても自分が引っ張っていく気持ちでいるし、ディフェンスラインだけでなく、チーム全体をもっと動かしていけるようにならなければいけないと思っている。
MF 41
石田 雅俊
--加入後リーグ戦初先発を振り返って。やっぱりキツかった。毎年そうですけど、最初の2、3試合は想像以上にへばるというか、独特の緊張感がある。そこは予想していましたけど、もう1個パワーを出せるとは思うので、やっぱり難しかったと感じました。 --相手のボランチの背中にあるスペースをうまく使えたときは良いシーンが多かったですが、その回数は少なかったのでしょうか?本来ならあの回数をもっと増やせる。コンディションが上がってくれば、もっと連続でボールを受けて、前向きでのプレーがもっとできるとは思う。そこは(いまのコンディションでは)若干のしんどさがあったのでまだまだだと思います。 --前線からの守備について。相手が3バックになったり4バックになったりと、試合前から準備していたところはあったが、思った以上にCBにドリブルで運ばれてしまって、あまりうまくいっていなかった。