3年目、82試合目での初体験。鳥栖が打ち合いを制す
サガン鳥栖
監督
平日のナイターで、今日来ていただいた方々に本当に感謝していますし、来られなかった人たちにも良いものを提供できたのではないかなと思います。次節(・名古屋戦)は中2日ですが、またホームで試合ができます。連戦で難しい試合になると思いますので、たくさんの人に来ていただいて、選手たちの後押しをお願いできたらなと思います。 --チャンスも多く、そのチャンスをしっかりとモノにできた試合だったかなと思いますが、いかがでしょうか?おっしゃるとおりで、先制点は取られましたが、セットプレーの中でやられましたが、あれは相手を褒めなければならない部分もありました。ただ、そこでわれわれはへこたれることなく、チャンスを作って得点を取り返したというところ。前半の最後に失点をしましたが、それに動じずに後半もスタートから得点を重ねることができたというところでは非常に評価できると思います。 まだまだ発展、改善しなければいけない部分はたくさんありますが、こういう前に行くメンタリティーを選手全員が持てるようになってきた。これがないと何も進んでいかないので、そういう意味では非常に良い試合だったなと思います。 --前節・磐田戦で動きが良かった横山 歩夢選手が2得点を挙げましたが、評価をお願いします。早い時間帯でイエローカードももらいましたが、今日はダメな日だなと思いました。ただ、彼はちょっと不思議なところもありまして、そこから挽回したんですが、これが自信になればいいなと思います。ただ、謙虚さを忘れずに、というところはしっかりと言い続けたいなと思います。 --初の連勝になりましたが、受け止めをお願いします。連勝は良いものだと思います。ただ、連勝して勝点6にプラス1されるわけではないですし、そこはプラスαとして何が良いかと言われるとメンタルですよね。気持ちが乗って次の試合に向かえるところが良いのかなと思います。その効果はあると思いますが、その効果を味わえるのが2日間だけなので、これはできれば1週間ほど味わいたかったなと思います(笑)。ただ、これも伸ばしていければいいなと思いますし、いまのメンタリティーでパフォーマンスを続けることだけだと思います。
川崎フロンターレ
監督
勝たなければいけない試合で勝てなかった。それに尽きると思います。ゴール裏で多くのサポーターが声援を送ってくれた中で、また、先制した中でこういう結果になってしまったことは非常に悔しく思いますし、それはもうすべて自分の力不足だと思っています。 当然、いろいろな形でのミスがありましたので、そこも含めてトレーニングから突き詰めていかないと、こういうふうになってしまうと思います。そこも含めて自分がもっとマネジメントすべきところなのかなと思っています。 --失点がどれもアラートさに欠けるような形で、防げた失点だったのではないかなと思いますが、どう振り返っていますか?そこが分かれば、というところもあると思います。いま言われたように、自分たち次第で防げたところだと思いますし、事前に危ないところというか、そういうところもチームとして共有していた中でやられてしまっているので、ちょっとしたスキだと思います。 一瞬のところのアラートさがあるか、ないか。そこからほころびが出て、いくつか連鎖していますので、それを断ち切らなければいけない。その瞬間、瞬間で声で伝えられるところもあるでしょうし、味方を鼓舞して集中力を高められるところもあった。これからというときにミスが連発してしまったので、そこは非常に残念に思っています。 --J1第2節・磐田戦での5失点から一歩ずつ守備を高めてきた部分があったと思いますが、こういう結果になってしまい、あらためてどこを改善しなければいけないと考えているのでしょうか?1試合ではありますが、単純にこれだけ失点を重ねること、失点に対する受け入れ方というか、あまりにも「仕方ない」では済ましてはいけない。それが通ってしまっているようなところだと思います。でも、それは自分の指導の問題だと思いますし、もっと失点に対しても厳しさを持たなければいけないと思っています。 攻撃的なチームを目指してはいますが、そこで耐えれば、いくつかのチャンスが生まれてくるのはこれまでも経験していますし、前節の札幌戦もそうだと思います。我慢したからこそ、チャンスが訪れた。そこで我慢し切れないというのはメンタル的なところもかなり大きいと思います。2点や3点までなら(逆転の)チャンスはあると思いますが、それ以上取られてしまうとなかなか難しい。どんな状況でもあきらめない、もっとタフなメンタルを作ることが重要かなと思います。
--先制されましたが、チーム全体として前への選択が多かったことが逆転につながったと思います。みんなが(マルセロ)ヒアンを見ることが多かったし、(横山)歩夢も前向きでプレーできていたと思います。そういう意味では最初のプレー選択が前になることが多かったと思うので、自信を持ってやれていたのかなと思います。 --前節・磐田戦では、横山選手とマルセロ ヒアン選手のところが明確に個人で優位性を出せるポイントだと認識したと思います。その成功体験がつながったようなところもあるのでしょうか?ヒアンはちょっと分からないですけど、歩夢は近くで表情とかを見ることが多いので、表情次第で助け方を変えようかなと思っていました。ただ、縦を切られても中で(河原)創くんや味方を見つけることができていたので、今日はそこまで歩夢のサポートに行かなくても大丈夫かなと思いながらやっていました。すごかったです、アイツ。 --1点目のアシストの場面はあそこを狙っていたのでしょうか?歩夢を狙いました。最初はヒアンのところを狙おうとしていたんですけど、GKにキャッチされるのが怖かった。だったら、越えるくらいのほうが良いかなと思って思い切り蹴りました。 --ずっと「連勝したい」と言っていましたが、プロになって初の連勝です。今日は初めて(勝ったあとの試合で)連勝を意識していなかったです。(連勝に必要だったのは)意識しないことでした。
川崎フロンターレ
--途中出場でしたが、どんな意識で入ったのでしょうか?点を取りにいくだけだったので、積極的にゴール前に入っていこうという意識だけでした。 --前半はベンチから試合をどのように見ていましたか?警戒していたところでやられてしまったかなと思います。クロスもそうですし、一発で背後を突かれた場面もそうですけど、頭の中で準備してきた中でやられたので、チームとしても徐々に歯車が狂っていった要因の1つだと思います。ただ、先制できたことや2点目を取れたことはポジティブに捉えていきたい。 ゴール前にかける人数はちょっと少なかったかなと。相手が5バックになって攻めづらい感じはありましたけど、シンプルにクロスを上げるのか、それでもニアゾーンを奪いにいき続けるのか。ボールに寄ってきてしまうクセが川崎Fにはある。そこは良いところでもありますけど、そこの使い分けというか、僕自身もクロスを上げられていないので、そこでの意思統一など、負けた試合はいろいろな要因が絡み合って負けるもの。連戦なので切り替えるしかないかなと思います。
DF 31
1失点目に関してはフワッとしたボールだったので、僕はカミくん(上福元 直人)が出てくると思ったし、逆にカミくんは人は足りているという判断だったと思うので、そこはコミュニケーションの問題だったかなと思います。守備陣としては自分のマークの選手にやられてしまうのはいただけないですし、やられないように次からやっていきたいなと思います。 ほかの失点に関してもそうですが、締めるところを締める、やらせてもいいところはやらせてもいいというところをもうちょっと、特に後ろのラインの選手たちはやらなければいけないかなと思います。それが強いチームというか、失点しないために必要かなと思います。 --チームとして若さが出てしまったような感じでしょうか?いや、いまの時代、若いとか年齢というところは関係ないと思います。(高井)幸大も良いプレーをしていましたし、代表であれだけのプレーをしている選手だから、若さというのはあまり関係ないかなと思います。逆に言うと、声かけやさっき言ったように引き締めるところを自分たちで理解してやれれば、もう1個上の段階にチームとしていけるかなと思います。 --同点に追いつかれたあと、チームとして動揺してしまったのでしょうか?いや、動揺というよりはこっちが主導権を取り戻して2-1にするという部分で、2点目を先に取られたことのほうが計算外だったかなと思います。
サガン鳥栖
FW 9
河田 篤秀
--前節・磐田戦で決定機を外したことで、試合後に「シュート練習します」と宣言していましたが、その成果でしょうか?はい(笑)。練習、しっかりしてきました。 --今季初得点。自身も欲していた結果だと思います。すごくうれしいですね。今季初得点というのもあるし、前節に明らかな決定機でミスしてしまっていたというのもあったので。それで今日も外してしまったり、シュートを打てなかったりしたら、ズルズルというか、個人的に悪い雰囲気になってしまいそうだったので、すぐに次の試合で取れたというのは良かったと思います。 --チームが3バックに変更して後ろに人数をかけている状況でした。得点を狙うイメージはどう考えていましたか?まず点のところは、そのうち何度かはチャンスが来るだろうという感覚で、そこまで意識し過ぎずにプレーしていました。守備のところで前線から行くところと行かないところ、真ん中をしっかり閉めるということ。頭の中は9割くらい守備のイメージでまずは頑張ろうと思ってプレーしていたら、良い感じでボールがこぼれてきたという形でした。 --昨季の後半戦から今季の4月くらいまでは、なかなかいまのような状況を想像しづらい立ち位置だったと思います。でも、もともとけっこうキツいサッカー人生なので(笑)。こういうのには慣れています(笑)。 --あれを決めるのが自身の持ち味だと思いますが、しっかりと強く、枠に飛ばせました。監督の立場からしても、河田を使う理由を考えれば(得点で)アピールしないといけない。ほかの選手と違うところというのは、今日はある程度出せたかなと思います。 --自分の中で風向きが変わってきているような感覚はありますか?常にハイな感じで楽しんでやっているんですけど、今年に入ってからではいまが一番楽しいです。試合で、みんなが見ているところで点が取れるというのは格別なので楽しいです。 --結果を出し続けなければいけない状況は変わらないですが、そういうヒリヒリ感も楽しめていますか?そうですね。そこは楽しめているかなと思います。FWというポジションが大好きなのは“変態”の証だと思うので、結果を出し続けてもっと出場時間を伸ばしていきたいです。 --スタンドで見ていたメンバー外の選手たちが、自身のゴールシーンでは今季最大級の盛り上がりを見せていました。そこが一番じゃないですかね。ファン・サポーターの方々に喜んでもらえるのももちろんですけど、普段練習から一緒にやっている仲間たちが喜んでくれるというのは、自分としてもサッカーをやっていて良かったなと一番思えるところなのでうれしいです。 --1つ決めると「ゴールって格別だな」と思い出し、さらに次のゴールを取りたいという欲が増してくるようなところはありますか?良いイメージは大事だと思うので、早く次の試合に出たいなという感覚はあります。
GK 71
朴 一圭
(前節・)磐田戦は個のバトルで上回れたと言いましたが、川崎Fさんは個のレベルも高いですし、前節良かった守備のところからしっかり入っていこうという意識でした。攻撃のところでは個で優位性を出せた部分もありましたが、そうではなくて、みんながどんどん前に出ていったり、臆することなく前にパスをつけてはがしていく。そういうところが磐田戦よりも今日のほうがチャレンジできていたと思います。 そういったことを続けられたことで、1点目や2点目は監督が理想とするクロスに対してニアでつぶれてファーの人がしっかり仕留める。そういう形が川崎F相手に出せたことは自信になると思います。5得点というのは簡単な数字ではないと思います。前半の最後に1点返されて、バタついてもおかしくないところでしたが、後半の頭からギアを入れて追加点を奪って、相手に主導権を与えなかったというところでは非常に評価できる試合だったかなと思います。 --川井 健太監督が後半の早い段階で3バックにシフトしました。川井監督のイメージからすると早い時間での決断だったと思いますが、どう受け止めていましたか?3枚になったことでだいぶ守備の安定性は出たんですが、(木村)誠二とは試合が終わったあとに話しましたが、3枚になったときの守備の仕方、オーガナイズ。ボールを奪いにいくときに左右のCBがどこまで出ていくのかはちょっと中でアドリブ気味にやっていたところもあったので、あそこがもうちょっと押し出せれば、あれだけ押し込まれずに逆に押し返せたんじゃないかなと思います。 それでも、中でうまく粘りながらやれたのは収穫だと思います。ただ、1点差だと後ろが重くなって押し込まれてしまうと思うので、3バックでの守り方は次の試合までに整理する必要があるかなと思います。 3枚で守れる感じはあったんですよね。逆に3枚で守れるから攻撃に厚みを持たせて点を取りにいくという(川井監督からの)メッセージだったんじゃないかなと個人的には思っています。ヤマ(山﨑 浩介)があそこで入ってきてくれたことで、かなり後ろは安定感が出ました。ここ2試合は先発から外れましたけど、それまでずっと試合に出ていて経験もある。後ろ3枚で守ってもっと前から圧力を掛ける意図だったんじゃないかなと俺は思っています。