小菊 昭雄監督は話す。「OBの選手たちをはじめ、これまでクラブに関わってくださった多くの方々のおかげで、いまのクラブがある。そうしたセレッソに関わるたくさんの方々がスタジアムに来てくださる中で、『セレッソの未来は明るい』と思ってもらえる試合をしたい」。
現在、C大阪は9試合負けなしと安定した成績を残しているが、その内5試合が引き分けと、あと一歩で勝利を逃している試合も目立つ。首位・町田との勝点差も『12』に広がっており、15位・新潟をホームに迎える今節は、「勝利がマストの一戦」(小菊監督)となる。J1得点ランクトップを走るレオ セアラを中心とした攻撃陣がしっかりと先制点と追加点を奪い、あと1試合出場すればJ1通算400試合出場となる守護神・キム ジンヒョンを中心とした守備陣がクリーンシートを達成し、メモリアルマッチを勝利で飾りたい。
パリ五輪に臨む西尾 隆矢はU-23日本代表に合流して不在となるが、ケガから復帰し、前節・川崎F戦で11試合ぶりにメンバー入りを果たした登里 享平の先発復帰が濃厚だ。「9戦負けなしに満足せず、勝ちゲームを増やしたい。戦う姿勢をしっかり出して、優勝を狙う覚悟を示したい」と意気込む。川崎F戦では後半から[4-3-3]のシステムで相手を押し込んだが、それが今節の布石となる可能性もある。背番号6の実戦復帰とともに、試合開始から開幕当初のやり方に戻すかも含め、試合の入りに注目したい。
対する新潟は、公式戦8戦負けなしと好調だった6月から一転、7月は公式戦3連敗中と調子は下降気味。公式戦ここ3試合は『4』、『6』、『2』と複数失点を喫しており、いずれも前半の早い段階で先制点を許している。前節・FC東京戦後、松橋 力蔵監督は「もっともっと強度の高い守備ができないとダメ」と反省点を述べたが、同じ轍を踏めば今節も苦しい展開になってしまう。まずは立ち上がり、不用意な失点を防ぐことが勝利へ向けたポイントになる。その上で、前節で無得点に終わった攻撃をどう修正し、得点につなげるか。「攻撃もパワー不足。強度の低い、ただ動かしているだけの攻撃で、自分たちの色は少し出ているように見えながら、そこに対してのアイディアというよりも強度の少なさが、相手に対して脅威にはならなかったのかなと思う」と、指揮官は攻撃面でも「強度」をポイントに挙げた。新潟の強みであるパスワークに加え、アタッキングサードに迫る中でスピードとパワーを出していくこともテーマとなる。
今節は前座試合として、試合開始2時間前の17時から、『C大阪OB vs もりちゃんずユナイテッド』による『30周年記念スペシャルマッチ』も実施される。森島 寛晃社長、西澤 明訓氏、大久保 嘉人氏らがC大阪OBチームとして出場し、対戦相手はお笑いコンビの見取り図が率いる『もりちゃんずユナイテッド』。今節のチケットをお持ちの方なら誰でも観戦できる。ぜひ、リーグ戦と合わせて楽しんでほしい。
[ 文:小田 尚史]


