クライマックスを迎えつつある明治安田J1。11月22日には未消化ぶんの1試合が実施される。雷雨の影響で前半を終えた時点で中止となっていた浦和と川崎Fの一戦は、45分間だけのゲームとなる。
再開試合となるため、原則として試合中止時点で出場していた選手で後半がキックオフされる。ただ、スタメンとして出場していた浦和の
大久保 智明は13日時点でケガのため別メニュー調整。復帰が間に合わない場合、当時のサブメンバーから1人がスタメンに繰り上がり、ベンチに1名補充されることになる。また、この試合で出場停止となっていた川崎Fの
高井 幸大は引き続き出場不可となる。
中止、延期の試合は成立まで公式記録やデータベースに残らないため、確認のために当時のメンバーを記載しておきたい。
浦和 GK:
西川 周作 DF:
石原 広教、
井上 黎生人、
マリウス ホイブラーテン、
大畑 歩夢 MF:
渡邊 凌磨、
サミュエル グスタフソン、
安居 海渡 FW:大久保、
ブライアン リンセン、
関根 貴大 サブ:GK
牲川 歩見、DF
佐藤 瑶大、MF
中島 翔哉、MF
松尾 佑介、MF
武田 英寿、MF
長沼 洋一、FW
二田 理央 川崎F GK:
チョン ソンリョン DF:
佐々木 旭、
車屋 紳太郎、
三浦 颯太、
ファンウェルメスケルケン際 MF:
橘田 健人、
大島 僚太、
脇坂 泰斗 FW:
山田 新、
マルシーニョ、
家長 昭博 サブ:GK
山口 瑠伊、DF
田邉 秀斗、DF
セサル アイダル、MF
河原 創、FW
エリソン、FW
小林 悠、FW
遠野 大弥 前述のとおり、浦和は大久保の出場が微妙な状態。ただ、くしくも直近の第36節・広島戦で二田、大久保、大畑以外の15名がメンバー入りしている。そのため、今回は“現在の主力”で戦うことができる。
対する川崎Fは、車屋と脇坂が離脱中。浦和戦の4日後にアウェイでAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第5節・ブリーラム(タイ)戦が控えていることも踏まえて、こちらは逆に難しいメンバー選考を強いられることになりそうだ。
浦和は1-0とリードした状態でこの再開戦を迎えられるが、当時はペア マティアス ヘグモ監督が指揮を執っており、現在はマチェイ スコルジャ監督がチームを率いている。前半と後半を異なるベンチスタッフで戦うという珍しい状況でもある。とにかく異例尽くしで、「誰も経験したことのない試合」(西川)という表現も大げさではないだろう。
こうしたケースを鹿島に所属していた2009年のJ1第25節・川崎F戦で経験している
興梠 慎三は、「そのときは優勝争いをしていて、また違った緊張感もあったので違うけど……」と前置きしつつ、「全員が途中から出たような感じになって、すごく体力的にキツくなるんじゃないかなと思う」と予想。「耐えて勝点3を取ることもできると思うけど、守るだけだと一方的に2次攻撃、3次攻撃をされてしまう。追加点を取る姿勢も大事」と心構えを説いた。
お互いに優勝争いも降格の危機も関係ない“消化試合”ではあるが、まだ1ケタ順位への道は残されている。勝利と1つでも上の順位を狙うためにも、“2分の1試合”のためだけに駆けつけるサポーターのためにも、フルスロットルの45分間を期待したい。
[ 文:沖永 雄一郎 ]