3-1でホームチームに軍配。町田は3位、鹿島は5位でシーズンフィニッシュ
FC町田ゼルビア
--最終節は悔しい結果になりましたが、J1初挑戦のシーズンを3位で終えました。試合後に黒田(剛)監督も話していたように、最終節は残念な結果になりましたが、J1初昇格のクラブが3位に入ったのは、初昇格のクラブの中では最高順位とのことなので、堂々と胸を張っていいと思います。町田のファン・サポーターの皆さんには3位という結果を堂々と報告したいです。 昨季の自分はなかなか試合に出られずに、鹿島さんで苦しいシーズンを過ごした中で、もう一度自分の価値を高めようと、町田さんにお話をいただいてチームありきでここまでシーズンを戦ってきました。今季戦ったメンバーを土台としてさらに上乗せをしていくことは、どの強いチームもやってきていることです。町田としてもそうなっていかないといけないと思います。ただ、来季もまた優勝争いをできる保証はないので、しっかりとたくましく戦っていきたいと思います。 --試合は先制される苦しい展開になりました。カシマの雰囲気は異質な部分がありますし、鹿島さん相手に先制されるとやはり厄介でした。
--チームとしては悔しい結果となりました。鹿島さんは開始15分の時間帯に多くの点を取っているので、集中して臨もうと話していた中でこういった結果になってしまいました。でも、この経験はACLもある来季につなげられると思います。 --トリッキーなセットプレーから1点を返した段階では、逆転に向けての機運もあったのでは?練習どおりにゴールという結果につなげられて良かったです。あのゴールは決めた(下田)北斗くんがあっぱれでした。 --優勝を目指している中でご自身は夏に加入し、3位という結果で終わったことはどんな捉え方をしていますか。リハビリも含めて、やれることは毎日やっていたので、後悔はないです。ただ、加入当初の時期はケガでなかなか試合に絡めない時期があったことが残念です。もう過去のことは変えられないですし、藤田 晋社長が「来年はタイトルを獲ろう」とおっしゃっていたように、ACLにも出ますし、リーグのタイトルやカップ戦も獲りたいなと思います。
鹿島アントラーズ
監督
しっかり戦ったゲームだった。選手たちが非常に良いパフォーマンスで、最後を戦ってくれたな、というところですね。 --前がかりに来る町田に対して、良い展開に持ち込みましたが?特に2点目に象徴されると思うのですけど、そういう空いているスペースは選手も共有できていましたし、そこをうまく使うことができた。本当に良い形が出たシーンだったという印象があります。ただ、簡単ではないですし、そこのところは町田さんの強さと圧を掛けてくるというのは当然分かっていたのですが、思っていた以上にキレイに決まったなという印象です。 --相手の戦い方を変えさせたということでは、鹿島の土俵に乗せたのでは?われわれのね、準備のところとスコアが動いたところが相手にダメージがあったのかなというところもありました。ただ、どんな戦いでも良い準備ができていたので、選手たちが100%で戦うところと、冷静にプレーするところがうまくかみ合ったゲームだったなというふうに思います。 --紆余曲折あったシーズンでしたが、来季につながる部分もあったのでは?あらためて振り返ってみてどうですか?良い時期もありましたし、苦しい時期も当然ありました。そういう中で僕は監督を受けることになりましたけど、鹿島らしさという、らしさとはなんなのかは難しいところではあるんですけど、今日のゲームを見ていただけたら選手は100%でやっていましたし、そういう中で勝負に徹するところが出たゲームだと思います。そういう点を意識しながら(就任後の)残り6試合をやっていたので、セットプレーのところで失点してしまいましたけれど、それ以外のところでは結果として(失点)ゼロで抑えて、しっかり点を取って、そういう試合運びができたことは非常に良かったと個人的にも思います。チームとしてもこれを来年に生かさないといけない。残り6試合でしたけど、僕だけでなくコーチングスタッフにいろいろと力を借りましたし、みんなで作ってきたので、そういう意味では選手を含めて、みんなに感謝したいと思います。
FC町田ゼルビア
監督
終わってみれば立ち上がりがすべてだったという印象の試合になりました。やはりこういった難しいゲームでも平常心を保ちつつ、われわれがやるべきことをしっかりと遂行していくという意味ではまだまだ経験が足りません。鹿島さんの思いや勢いが立ち上がりから奮起する材料になっていましたし、試合の入りの段階で少しわれわれの弱さが出てしまいました。また勉強できる良い経験を積めたことを来季への反省材料として生かしたいと思っています。 ただ、1年間を通して選手たちを評価した際、3位でシーズンを終えられたということは称えられるべき結果でもありますし、クラブとしても初のJ1挑戦でありながら、この順位で終われたことは胸を張ってもいいと思います。今季ここまで応援していただいたファン・サポーターの皆さん、また関係各位の方々に感謝の気持ちを申し上げます。選手たちはまだまだ心・技・体のすべてにおいて、もう一回り成長しないと、このJ1の中で常勝チームとなっていくのは難しいと思います。来季に向けてはしっかりと休養をとって、キャンプからチームを一回り成長させられるように、またもっと強い町田となって、来季を迎えたいと思います。 --試合後のロッカールームでは選手たちにどんな言葉をかけたのでしょうか。1シーズンの38節を振り返って、3位でシーズンを終えられたことの功績を称え、そして昌子 源を中心にチームをまとめて戦ってくれたことに対する感謝の気持ちを伝えました。また休養をとった上で心・技・体すべてにおいてもう一回り成長し、新しいシーズンを戦おうといったことも伝えました。 --後半開始から下田 北斗選手に代えて中山 雄太選手を起用し、同じく後半のスタートから送り出した藤尾 翔太選手は結果的に途中出場、途中交代となりました。下田選手と藤尾選手は何かアクシデントがあったのでしょうか。下田の交代に関しては特にアクシデントはなく、また何が悪いという話ではなく、勝ちにいくにあたって、鈴木 優磨選手のところでわりとフリーでボールを持たれることがあったため、鈴木選手に対してもう少し強く行きたいという意図がありました。またはわれわれが変化を加えることによって、相手にプレッシャーを掛けていきたいという意図もありました。 藤尾に関しては「最後までやれる」と本人は言っていましたが、少しひざを痛めたということだったので、前からプレッシャーを掛けていくことで得点を取っていきたいという意図の下、交代することにしました。
鹿島アントラーズ
FW 36
師岡 柊生
--ご自身のゴールシーンから振り返ってもらえますか?中を見ていたのですけど、やっぱりあそこはもうFWなので思い切ってシュートを打った感じです。中に人数がいなかったし、シュートを打ったほうが可能性は高いなと思って、シュートを打ちました。 --前がかりに来る相手に対して裏を取りました。そういう狙いもあったので、そこは少し良かったのかなと思います。 --今日はアシストもつきましたが?そうです、珍しいですね。(樋口)雄太くんがあそこをうまく抜けてくれたので、自分は普通に出すだけでした。あれはアシストがつくというよりかは、雄太くんがつけてくれたみたいな感じです。 --躍進のシーズンになりましたが?やっぱり今年は点も全然取れなかったですし、課題が残ったシーズンだったなというのはあらためて感じました。FWをやるなら絶対点を決めたいなと思っていたので、そこは少し示すことができて良かったです。
FW 40
鈴木 優磨
見て分かるとおり、相手の土俵で完全につぶしたな、という感じですね。 --相手をいなしながら自分たちのペースに持ってくることができましたか?(町田は)やっぱり優勝の可能性があったので、思った以上に前に出てきてくれたなというのがありましたし、相当早く点が欲しかったんだなというのはやっていて感じたので、これは裏返せるなとずっと思っていました。良いタイミングでの勝利かなと思います。 --ご自身のゴールシーンは昌子 源選手の股を抜いてのものでした。源くんは能力の高い選手ですし、僕も練習でも去年やっているので(※昌子は昨季鹿島でプレー)、源くんからしたら多分あれは縦に誘導していると思うのですけど、僕からしたらあれは逆で、縦に行くふりをして股に誘導しているので、完全に駆け引き勝ちかなと思います。 --Jリーグでのキャリアハイとなる15得点目を決めましたが?いや、やっぱり上位を争うチームなら20点は取らないと厳しいなと思いますし、もっともっと取れる形もあったので、ちょっとそこはまだまだだなというふうに思います。