J1での通算戦績は、新潟から見て1勝7分24敗。最後に勝利したのは、19年前の2006年7月19日に行われたホームでの第13節。エジミウソンとシルビーニョの得点で2点を先行した中、山田 暢久に1点を返されたが勝ち切っている。また、近年はそもそも対戦自体ないが、リーグカップで最後に勝利したのは2015年9月2日のJリーグヤマザキナビスコカップ準々決勝第1戦だ。この試合のスコアは5-0だった。
この勝利した2試合の共通点を挙げるならば、いずれも会場はデンカS(※2006年当時の名称は新潟スタジアム)で、新潟が先制していることだ。
ただ、今季のホームゲームの戦績は4分3敗と未勝利。リーグ戦においては昨年の9月14日を最後に、約8カ月間ホームで勝利していない。直近の明治安田J1第14節・FC東京戦から中7日で臨む今節で、続く“2つの未勝利”から抜け出すことはできるのか。
新潟は一体感のある守備で失点を減らし、奪ってからのカウンターを起点に得点を重ねて一定の手ごたえをつかんでいる。第12節・柏戦からのアウェイ2連戦で勝点4を奪い、ホームでのFC東京戦に臨んだが、2-3で敗れた。
8分に6試合ぶりに先制を許し、52分には追加点を決められて0-2に。ビハインドの状況を変えるべく、選手交代で攻撃のギアを上げると、途中出場の笠井 佳祐が66分に1点を返す。82分には3点目を決められたものの、こちらも途中出場のダニーロ ゴメスが90+9分にゴールを決めた。しかし、追いつく前に時間切れとなった。3失点目はカウンターから喫したもの。浦和もカウンターが鋭いだけに、「できるだけそういう現象を出させない、変な奪われ方はしたくない」と樹森 大介監督は警戒する。「まずは失点せずに我慢し、チャンスをうかがう展開にしないといけない。ただ、オープンになったときは、個で仕掛けることも表現していかないと」とも言う。FC東京戦では奥村 仁が突破からシュートを放って、こぼれたところに笠井 佳祐が詰めて得点を奪った。2点目も長谷川 元希の仕掛けで得たFKから生まれている。カウンターを警戒しつつ、仕掛けからチャンスを生み出せるかは注目したい。
浦和は、ホーム5連戦の5戦目となった前節・G大阪戦に0-1で敗れて、連勝が『5』でストップした。前々節・東京V戦から中2日という日程ながら、その一戦と同じ11人でスタート。開始早々にGK西川 周作が左脚を痛めるアクシデントが発生し、9分に牲川 歩見と交代することとなった。ミドルゾーンに構えたG大阪のブロックを前にプレースピードが上がらず、後半にクロスから失点。マチェイ スコルジャ監督は「浦和は素晴らしいチーム、偉大なチームだと思っている人がいたならば、まだそうではないというのが本日見えたと思います。これからもまだまだハードワークしていかなければならない」と振り返っている。
浦和は前節から中4日のアウェイ戦であり、新潟と比較してフィジカル的な負担はあるだろう。フレッシュな選手がいかに力になれるかはポイントだ。
古巣対決となるのは、渡邊 凌磨、荻原 拓也、長倉 幹樹の3人。昨季は新潟でエース級の活躍をし、JリーグYBCルヴァンカップ決勝へと導いた長倉 幹樹の初凱旋は、注目度も高いだろう。
また、当日の10時30分からデンカS隣のデンカスワンフィールドでは、高円宮杯 JFA U-18プリンスリーグ2025北信越1部の第7節・新潟U-18vs新潟明訓高が開催される。今季から新潟U-18の監督を務めるのは、現役時代に浦和と新潟で活躍した田中 達也氏だ。入場は無料。時間に余裕がある方は、こちらにも足を運んでみてはいかがだろうか。
[ 文:野本 桂子 ]

