前回対戦は、明治安田J1第5節。浦和駒場スタジアムでの試合は、新潟が太田 修介のゴールで先制するが、前半のうちに酒井 宏樹、明本 考浩のゴールで逆転した浦和が2-1で勝利。新潟にとって、今季初黒星をつけられた相手とのリベンジマッチとなる。
新潟はトーマス デン、浦和は荻原 拓也が古巣対決となる。また、群馬から今夏に新潟へ加入した長倉 幹樹と、新潟でプロ2年目のシマブク カズヨシは浦和ユース出身。“古巣”との対戦を迎えることになる2人は、荻原と浦和ユースの同期であり、浦和の中盤を務める伊藤 敦樹の1年後輩にあたる。
6シーズンぶりにJ1で戦う新潟は、現在15位。リーグ後半戦は連敗することなく来ているが、今季初の連勝を逃し続け、なかなか浮上できずにいる。前々節・福岡戦を1-0で快勝し、迎えた前節・鹿島戦は、早い時間帯にクロスから2失点。そのまま0-2で敗れている。
7月以降の敗れた3試合は、いずれも開始15分以内に失点を喫して相手にペースを渡す難しい展開となり、無得点で終えている。その逆に、勝利した3試合は先制して無失点に抑え切っている。負けパターンと勝ちパターンがハッキリしているからこそ、まずは先制点を奪うことが大事になる。
8月30日に行われた天皇杯準々決勝・川崎F戦もデンカSで戦い、PK戦の末に敗れた。主将の堀米 悠斗は「相手は違いますけど、リーグ戦でリベンジできるようにしたい」と、熱い応援に応えるべく、勝利を届けるつもりだ。
対する浦和は、現在4位。優勝を目標に掲げており、首位との勝点差は『6』となっている。今節で勝てば3位に浮上できる可能性があり、アウェイでも勝利は譲れない。
浦和は2連勝中。前々節は3位・名古屋との直接対決を制し、前節は湘南に勝利して、上位との勝点差をじりじりと詰めている。いずれも1-0で勝利しているが、決勝点を決めたのはホセ カンテ。3月に加入したFWは3試合連続ゴール中と好調で、パスを受けてからうまくタイミングをズラしてコースを狙う、強烈なシュートが武器だ。
また、伊藤が9月に国際親善試合(対ドイツ代表)とキリンチャレンジカップ2023(対トルコ代表)を戦う日本代表メンバーに選出されたことが、8月31日に発表された。今季はここまで2得点3アシスト。日の丸を背負う矜持をピッチで示し、勝利に貢献して欧州へ発つことが期待される。
日本でも屈指の熱さを誇るサポーターが集う、新潟と浦和の試合。両サポーターの拍手とチャントが渦巻く空間でのサッカー観戦は、テレビ越しでは味わえない最高のエンターテインメント。必見の一戦だ。
[ 文:野本 桂子 ]

