京都が巧みな試合運びで勝利。横浜FMはクラブワーストタイの6連敗
横浜F・マリノス
監督
良い部分はありましたが、悔しい気持ちでいっぱいです。相手はアグレッシブに前からプレスに来るチームでしたが、前回の試合(J1第14節・柏戦)からの成長は見せてくれたと思います。ピッチ上の選手たちの姿は誇らしいところもありました。次に向けて切り替えて準備していきたいです。 --タイトなスケジュールの中、どう修正していきますか?一番に考えるべきは選手のリカバリーです。戻さないといけない要素が多い中、練習らしい練習はできません。次の試合(第13節・神戸戦)までは中3日でこれまでよりも1日長くなるので、今までやってきたことにプラスして次の試合に向かいたいと思います。自分が監督に就任してから十数日間経ちましたが、練習らしい練習はできていません。このタイトなスケジュールをこなす難しさはありますが、止まることなく進んでいくことが大切です。 --親会社である日産自動車の経営悪化の影響はあるのでしょうか。親会社の状況はいま初めて知りました。自分は目の前のチームのことを考えています。 --「目の前のチームに集中する」とおっしゃいましたが、ヘッドコーチから監督に変わり、どのように選手にアプローチしているのでしょうか。練習という練習ができていません。リカバリーに充てる時間が多い中、最大限やれることをしている段階です。コーチと話したり、映像を見せることはできますが、全体練習で落とし込めていません。このような状況なので、多くの部分で修正したいことがありますし、選手たちはベストを尽くしてくれています。今日の試合でも成長を表現してくれています。次の試合でもベストを尽くすことに重きを置いていますが、すべてを修正できるわけではありません。その中で少しでも落とし込み、成長していくことが大切です。 --時間があれば、何を落とし込みたいのでしょうか。何か1つというよりはすべてを成長させていきたいです。良い部分を残しつつ、これから成長を止めずに進んでいくことが大切です。神戸戦までの中3日を有効に使いたいですが、次の(6月の)代表ウィークでしっかりと落とし込みたいです。時間を無駄にすることなく、良い部分を残しつつ、修正していきたいです。
京都サンガF.C.
監督
日産スタジアムでは過去サンガとして勝った記憶は僕の中にないですし、それだけ難しいスタジアムということは分かっていました(※今日の勝利によって曺 貴裁監督体制で初勝利)。雨や風がありながら、自分たちの良さをすべて出せたような試合になったかは少しハテナですが、相手の良さを消しながら、自分たちのリズムにしていく戦い方ができたと思います。リバプール(イングランド)やバルセロナ(スペイン)が国内リーグで優勝しましたが、彼らがゴール前のピンチがないのかといえば、ほかのチームと同じぐらいあります。それをGKやDFが足を投げ出して失点を防ぎ、その結果、3点取られても4点取るチームになっています。やはりわれわれがベンチマークすべき現象ですし、1対1を作られたくないから下がってブロックを作って相手のミスを待っていては、選手とチームの成長はありません。もちろんそういった勝ち方は必要かもしれませんが、ずっと我慢してやってきた中、今日みたいな戦い方をできるようになったのは、また違った1つの手ごたえがあると感じています。 --2022年のJ1第15節での横浜FMとの試合について「大人と子どものような違いがある」といった主旨の表現をされました。それから約3年を経て球際のインテンシティー、トランジションの強度で立場が逆になったような試合でした。あらためて、この3年間積み上げてきて、たどり着いたいまの所感と、いまの横浜FMがどのように映ったかを教えてください。おっしゃるとおり、J1に上がった年のナイトゲームでスコアは0-2でしたが、0-5、0-6でもおかしくない、何もできない90分間でした。相手のポジショナルプレー、速い攻撃を繰り出され続けて2点で抑えたという、そのときに選手には「触れ、感じられたのは良かった」と伝えました。「チャンピオンチームに近づくため、努力を続けなきゃいけない」とずっと言い続けてきました。それが逆転したとは思わないですが、J1のスピード感やタイトなフィジカル、判断の速さ、連続性は、間違いなくあの試合のあと、普段の練習の中で積み重ねてきた自負はあります。ただ、あのときとメンバーも違うし、いろいろな意味で変わったことはあります。ただ、僕は勝とうが負けようが、大事なことは流行りやトレンドはある中でも根本的に変わらないものがあります。(局面で)相手に負けていては絶対試合には勝てませんし、それは日本代表もそうです。各国のサッカーを観に行っても同じだと感じている中でいうとまだまだですが、そういったところを1ミリずつ積み重ねてきた結果が今日だったと、質問を受けて初めて思いました。 マリノスさんについては、僕はマリノスの関係者ではないので分かりませんが、リーグを引っ張ってきた存在であって、僕たちがコテンパンにされ、目標としてきたチームです。決して上から目線ではありませんが、切磋琢磨していく存在でいてもらいたいと思います。今日の敗戦をまた次につなげ、マリノスらしいサッカーで引っ張っていってもらいたいなと。僕が言えるのはそういう感じです。
京都サンガF.C.
最初はどちらに転んでもおかしくない展開でした。ウチが先に点を取り、守ることもできたので、後半になってから押し込むことができました。ウチは後半強いのは分かっているし、相手もだいぶ止まってきている感じもありました。そこで2点目、3点目を取れたことが大きかったです。前節(・名古屋戦)は勝てなかったので、上位を目指していくためにはこういった試合では負けられなかった。良い結果が残せたと思います。 --先制点をアシストしたシーンを振り返ってください。うまく入れ替わり、運ぶより(松田)天馬が見えたので、天馬の足元のイメージで良いパスができて、点につながって良かったです。 --今季リーグ戦初先発で結果を残しました。昨日はそこまででしたが、今日はちょっと緊張もありました。こういった試合でスタメンでやらしてもらえるということは、かなり責任感もあります。チームのためにしっかりプレーし、良いプレーをしないといけないと思っていた中、結果的にアシストですが、そういう部分は残せたと思います。ゴールのチャンスもあった中、決め切るようにしていきたいです。
横浜F・マリノス
FW 9
遠野 大弥
--監督交代で何か変化を感じていますか?本当に全部が中途半端です。ピッチの上に立っている選手と外から見て感じることはまた違う部分があるのかなとは思いますが、勝てていないのでこのまま同じことを、同じやり方をやっても勝てるかどうか分かりませんし、何か変化を加えないといけないのかなとは思います。相手に構えられている前でサッカーをやっていても、なかなか難しい部分があります。何か変化を加えないといけないと自分たちは思いましたが、監督がこのままいくと決めるのであれば、僕たちは信じてやるのみです。 --今季序盤にトライしていた長短のパスを織り交ぜて裏を狙う戦い方をもう少し織り混ぜていく必要があると感じているのでしょうか。前の全員が背後を狙う動きを出せば、出してもいいと思いますし、チャレンジして失敗しても全員でセカンドボールを拾って、二次攻撃で押し込むことをもっとやってもいいんじゃないか、と僕自身は思います。ビルドアップから簡単に相手に渡してしまうのであれば、前に速い選手たちがいるので、そこに対して前向きにボールを出してあげて、そこからみんなで切り替えて、セカンドを拾うサッカーも悪くはないのではないかとは思います。そこは使いようですが、僕はそう思います。 --とはいえ、まだ連戦は続きます。そうですね。もうやり方の前に、気持ちを本当に一人ひとりがピッチの上でどう体現できるか。そこが勝負のカギです。やり方の前に気持ちで負けていたらもう終わりですし、もうそこはなくさず、プレーするのは監督ではなく、僕たちなので、そこは言い訳せずに戦うことを重視してやっていきたいです。
MF 20
天野 純
個人的には前半、自分たちのペースだったと思いますが、ミス1つで得点を取られてしまうのは、いまのチーム状況を表していると感じています。ああいったシュートが入ってしまうのも、すごく流れの悪いチームです。正直、前半はやれている実感がありましたし、11人全員がそういった実感を持てたとも思います。その中で失点してしまって、少し気持ちが下がってしまったかとは感じています。 --この3連戦で無得点6失点です。どう立て直しますか?なかなか難しいですが、細かなミスを一つひとつ詰めるところをもっとこだわってやっていかないといけません。オフサイドになってしまった(アンデルソン)ロペスのシュートもそうですが、今日は直近の2試合よりは形は見えたとも思っています。そこは続けていきたいと思いますが、1つのデュエル、その強さにこだわっていかないといけません。 --試合後にはブーイングが起きました。本当に責任を感じています。今日は久しぶりのスタメンでしたが、勝ちに持っていけなかったのは、個人的にとても責任を感じています。(直近のJ1第14節・)柏戦は少し拍手というか、ブーイングがなかったところに、僕自身もサポーターの愛を感じていました。でも、今日は勝たないといけない中、このような試合を見せてしまいました。特に0-3の結果では当然だと思いますし、自分自身、もっと責任感を持ってチームを引っ張っていかないといけないと痛感しています。