川崎Fにとっては、ホーム4連戦の2試合目となる。14日にはAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズ出場の影響で後ろ倒しとなっていた明治安田J1第14節・横浜FC戦を戦った。結果は2-1の逆転勝ち。開始早々にCKから先制点を奪われてしまうが、前半のうちに山本 悠樹の直接FKで追いつくと、後半終盤に決まったオウンゴールが決勝点となった。リーグ戦7試合ぶりに勝点3を手にし、16位から9位に浮上。消化試合が少ないながら、上位陣を追いかけていく態勢を整えた。
ACLEファイナルズを挟んでいたとはいえ、リーグ戦では1カ月以上勝星から遠ざかっていたため、この1勝はチームに良い影響を与えることは言うまでもない。長谷部 茂利監督は「1回勝つことでチーム全体が変わる。マインドが変わることはすごく大事なことだと思う」とチームの雰囲気を語り、大きく勝点を積み上げるチャンスであるこの4連戦に向けては「1つでも上に追いつく、挽回するチャンスだと思っています。残り3試合もホームでできることは心強いですね」と必勝を誓った。
横浜FC戦では、ACLE決勝のアル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)戦で足を痛めていたキャプテンの脇坂 泰斗が復帰を果たした一方で、エリソンやマルシーニョ、河原 創や丸山 祐市といった出場時間が多かった選手たちをベンチスタートにしたことで休ませることができた。特に前線は多くのタレントがおり、中3日で迎える今節も指揮官が重視するコンディションの良い選手がスタートのピッチに並ぶだろう。ベテランの丸山 祐市は「優勝するためには勝点を取っていかないといけないし、ここで連勝できればプラスになる。(リーグ戦は)まだまだ団子状態で勝点1でも落とせないので、より勝点3を求めてやっていきたい」と今季二度目の連勝を約束した。
対して、ゴールデンウィークの連戦を終え、中6日で今節に臨むC大阪は3連勝中と好調である。序盤戦は思うような成績を収められていなかったが、5月に入ってから成績が向上。3日の第14節・京都戦で2点のビハインドをひっくり返す大逆転勝ちを果たすと、6日の前々節・神戸戦、11日の前節・横浜FM戦も勝利を挙げた。
ここ2試合連続でゴールをマークしているラファエル ハットンは得点感覚に優れたストライカー。これまでにゴールを決めた6試合ではすべて負けておらず、チームに勝点をもたらしている。今節では今季初の3戦連発の期待がかかる。
一方で、ゴールを守る両チームの守護神にも注目したい。川崎Fの山口 瑠伊とC大阪の福井 光輝はかつて町田でともにプレーした間柄。その当時はあまり出番に恵まれなかった両者がユニフォームの色を変え、J1の舞台で再会するゲームとしても楽しみである。
[ 文:須賀 大輔 ]


