17日に発表された5月度の2025明治安田Jリーグ KONAMI月間MVPにルーカス フェルナンデス、月間優秀監督賞にアーサー パパス監督、月間ベストセーブ賞に福井 光輝が輝き、3つの賞を受けたC大阪。5月度は5勝1分1敗と結果を残したアーサー パパス監督は、「私にとってこの賞は、この1カ月間、精力的に働き、チームの躍進に大きく貢献してくれたすべてのスタッフと選手を称えるものであり、全員で獲った賞だと思っております」などとコメント。「クラブを代表して」という部分を強調したが、負傷者も多く、試合ごとにやり繰りを迫られながらも、3バックと4バックを使い分けてチームを進化させた手腕は見事だった。ルーカス フェルナンデスは、5月度の7試合で2ゴール6アシストを記録。圧巻の得点関与率を発揮し、攻撃をけん引した。前節・FC東京戦ではタイトなマークに苦しんだが、それでも1アシスト。リーグ後半戦もキーマンの1人になることは間違いない。
リーグ後半戦のスタートとなった前節。C大阪は開始3分に先制を許す苦しい入りとなったが、そこから崩れることなくゲームをコントロールすると、42分、香川 真司が高精度のロングパスを通し、ラファエル ハットンのゴールをアシスト。後半はより主導権を握って試合を進めていくと、66分には田中 駿汰が9試合ぶりに復帰。71分、その田中 駿汰がルーカス フェルナンデスのパスでペナルティーエリア内に進入し、自ら復帰を祝うゴールを決めて逆転に成功した。81分に追いつかれて公式戦9連戦のラストを白星で飾ることはできなかったが、本間 至恩も11試合ぶりに復帰。戦力が整ってきた中で、今節は攻守に相手を圧倒する戦いを目指す。
対する東京Vは前節、ホームに柏を迎え、0-3で敗戦。城福 浩監督は試合後、守備の甘さを指摘したが、最初の失点までは全体をコンパクトに、ミドルブロックを組む戦い方が機能していた。ただし、そこからビルドアップで修正を加えてきた相手に対し、前半で2失点。後半は前からの圧力を強めたが、ゴールを奪うことはできず、後半アディショナルタイムに1点を追加されて完敗に終わった。
リーグトップの32得点を記録しているC大阪に対し、今節も90分を通していかに粘り強く戦えるかがポイントになる。「すべてが前から行けるわけではないので、前から行けなくなったときにどうブロックを敷くのかは、今後の課題」。前節の試合後に綱島 悠斗もそう話したが、ハイプレスとブロック守備の使い分けは重要になりそうだ。もっとも、守っているだけでは勝点3は奪えない。森田 晃樹を中心に良い形で攻撃を繰り出す回数も増やしていきたい。
C大阪は東京Vとの前回対戦では、GKマテウスの好守も含め、東京Vの守備網を破れず、0-1の敗戦を喫した。それだけに、今節こそ持ち前の攻撃力を遺憾なく発揮し、借りを返したい。自分たちのやり方を貫き、勝点3をつかむのは果たしてどちらか。
[ 文:小田 尚史 ]


