ホームの清水は前節終了時点で10勝9分11敗を記録しており、勝点39を積み上げている。6月に入ってから5戦未勝利と苦しい時期もあったが、明治安田J1第24節で横浜FCを2-0で破って以降わずか1敗と着実に勝点を手にしてきた。ドローの数が目立っていたものの、現在は苦手なアウェイゲームで2連勝中。特に前節は、首位に立っていた京都を矢島 慎也のゴールにより1-0で撃破しており、勢いに乗ってホームに帰還する。
現在は11位につけており、今季の始動時にチームが掲げた目標の『10位以内』も視界に捉えている。秋葉 忠宏監督が何よりも重視するホームゲームで、今季最多タイの記録である3連勝を目指す。
そんな清水において、静かに闘志を燃やしているのが、松崎 快だ。2022シーズンからの1年半を浦和で過ごした松崎 快にとっては古巣戦。正直に「個人的な思い入れは公表しないタイプなんですが、浦和戦はどうしても目がいってしまいます」と明かした清水の背番号19は、浦和時代以来となるJ1挑戦に向けて「J1の舞台で活躍することから逆算して、(J2で戦っていた)昨季から準備を続けてきた」と宣言している。
「選手はシーズンを通しての得点数やアシスト数で評価されますが、『どの試合で?』、『どんな展開で?』といったところを個人的には重視したい。連戦で強い相手が続くので、ここで結果を残したいですね」と意気込む松崎 快。今季は清水攻撃陣の中心選手に君臨しながら、前節はまさかの出番なしに終わっていた。溜め込んだ鬱憤を晴らす舞台は、今節しかない。
対する浦和は、前節終了時点で13勝8分9敗を記録し、勝点47を獲得。先月までは大混戦の優勝争いに絡んでいたが、直近4試合は1勝3敗と黒星が先行し、急ブレーキがかかってしまった。上位戦線に生き残るには、今節で連敗をストップしなければならない。
両チームは4月2日に行われた第8節で今季最初の顔合わせを済ませている。当時は渡邊 凌磨とマテウス サヴィオのゴールで2点を先行した浦和が、終盤の清水の猛攻を高木 践の1点に抑え、2-1で逃げ切っていた。今回も当時と同様に、浦和が堅実な試合運びを見せて勝点3を持ち帰るか。それとも、清水がホームでリベンジを達成し、浦和との勝点差を『5』に縮めるか。
[ 文:榊原 拓海 ]

