互いにセットプレーを中心に。モノにした福岡が勝負を制す
横浜FC
アビスパ福岡
監督
横浜FCさんの徹底した攻撃に対して、まずはしっかりと失点を抑えるというところでメンバーを選びながら、攻撃では選手のストロングを出していこう、と。そういうタスクを選手たちがしっかりと遂行してくれました。久しぶりに勝ったから少し感動的になるところはありますが、情けないのは情けないので、次のゲームが本当に大切になってくると思います。 --J1第20節・岡山戦以来の無失点勝利となりました。欲を言えば、理想を言えば、もっと相手コートで揺さぶりながら勝とうとしてきたわけですが、僕のアプローチでおぼつかないところがあり、カウンターを受ける場面もありましたが、やりたいこと、やるべきことをしっかりすみ分けしながら臨みました。結果が出たというところで言うと、しっかり抑えるべきところを抑えないと勝てないということをあらためて感じました。横浜FCさんの選手の特徴を生かした徹底的な戦いは脅威でしたから、まず勝ててホッとしています。 --決勝点はデザインされたものだと思いますが。見ていただいたとおり、グラウンダーを入れるところも含めて、われわれのコーチたちが優秀なので、そういった中で生み出してくれた得点でしたし、湯澤(聖人)もしっかりと決めてくれた。セットプレーは大事なので、そのほかにも入れられる場面はありましたが、決め切れないのもいまのわれわれの苦しさを物語っているところでもあり、勝って良かった部分と、やっぱりまだ足りないなと思う部分とがあります。 --横浜FCの強力な3トップを抑えるのも大変だったのでは?へたにスペースを与えないとか、チャレンジ&カバーを徹底するとか、言葉にするのは簡単ですが、どこもそれにひるんで負けていたところもあるので、彼らの思いとか、チームのやりたいこともありますが、そこはプライドを懸けて徹底してくれたと思います。
横浜FC
監督
プランの中ではルキアン、アダイウトン、ジョアン(パウロ)の3トップでなんとか攻撃で圧力を掛けながら立ち上がりは入りたいと思っていたのですが、なかなかそこのところで優位性が出なかった。また、後半になってから交代カードを切って、というイメージも持っていたのですが、セットプレーからああいう形で失点をしてしまったので、予定よりも早くカードを切る形になりました。最後、(櫻川)ソロモンのところで徹底的にパワープレーをしたかったのですが、そこも伝えて、選手も手を上げているのですが、なかなかやり切れなかったところが反省点です。 --前回対戦で福岡を苦しめた櫻川選手をベンチスタートとした理由をもう少し詳しくお聞かせください。ソロモンは前節の湘南戦でもフルでプレーしているので、対福岡さんとなったときに、どういう使い方が一番効果的なのかというところで、今回の私の考えは後半の限られた時間の中、勝負のところで使いたいなと思っていたので、ベンチスタートとしました。 --3トップでなかなか優位性を出せなかった理由はどこにあったのでしょうか?立ち上がり、背後に出て相手コートに行くところで、福岡さんのディフェンスラインが強くてヘディングではじき返されて、そのセカンドボールをほとんど拾われて、逆にいつも自分たちがやるような試合への入りとプランを福岡さんに遂行されてしまった。そこが1つの原因になったのではないかと思います。 --ハーフタイムでの修正は?劣勢の中でも(失点)ゼロで帰ってきたことは良かったよ、と。あとはそれぞれのコーチが攻守のポイントを伝えました。そこは戦術的なところになるので、ここでは言いづらいですが、ちゃんと伝えました。
最近は無失点で良い流れで勝てていたので、今日もそうやって勝ちたかったのですが、そうはうまくいきませんでした。次につなげるしかない試合になりました。 --途中出場でピッチに入るときには何を意識しましたか?まずはクロスで終わるということを意識して入りました。チームとしては、ウイングバックが高さ調節をして、そこから相手のウイングバックの裏を狙おうというところはありましたが、思っていた以上に相手(のウイングバック)が引いていたので、難しかったところはありました。 --それでも積極的にドリブルでの打開を図ろうとしていましたね。相手が2枚で対応してきて、中も縦もコースを消されていることが多かったのですが、最後は中に入ることで前進できる場面もありました。そこは良かったです。ただ、自分のクロスの質は低かったので、練習するしかない。チームとしての狙いがあった中で相手のゴール前の枚数が多いと、しっかり合わせないと得点にはならないので、そこは練習で合わせるしかありません。
アビスパ福岡
MF 2
湯澤 聖人
--今季初ゴールが連敗を止める決勝ゴールになりました。本当はダッシュで後ろに戻る係でしたが、戻り忘れてあそこにいました(笑)。そうしたらボールが目の前に流れてきて、戻っていないということをヤバいと思っていたので、とりあえず蹴っておこう、と。クリアみたいなシュートでした(笑)。(ホームで行われた2023年のJ1第20節・)札幌戦で点を取ったときも、雨で少し体調不良。今日も雨で同じような状況だったので、シュートのときに力まずに済んだのかもしれません(笑)。チームが苦しんでいる中での(今季)初ゴールは、自分で言うのも何ですが、助かりました。相手が横浜FCで負けるとやばかったので、良かったです。 --得点はデザインされたCKから。かなり練習はしました。監督、塚原(真也ヘッド)コーチの指導の下、かなりしつこくやっていました。でもさっきも言ったとおり、僕はあそこにいるべき人間ではないので、ラッキーでした。
DF 37
田代 雅也
--久しぶりの勝利、しかも無失点。ここまでふがいない試合をしていたので、勝てて良かったです。(相手のロングボール対策は)基本に忠実に、チャレンジ&カバーをハッキリとしてやり続けること、あとはこぼれ球への反応を、それは後ろの選手だけではなく、前の選手も含めて良い守備をしようと。前半に少しおぼつかないところはありましたが、後半にうまく修正できて、良い形でセカンドボールを回収して2次攻撃を続けられたところは良かったと思います。 --今日は3バックのサイドではなく中央でのプレーとなりました。攻撃時は安藤(智哉)が上がっていくので、僕と奈良(竜樹)の2人がCBという形になりますが、その中で左のスペースをどう管理するのか、もちろん右で湯澤(聖人)がドリブルで運んだときには奈良が上がっていくので、あるいは安藤が中に入ることもあるので、そういうときに僕のほうで、そうしてできるスペースを誰が、どう管理するのかを意識しました。