熱狂続く岡山が今節に対戦するのは神戸だ。川崎製鉄(現JFEスチール)水島製鉄所サッカー部を起源とするチーム同士という間柄でもあり、岡山にとっては昨季のリーグ戦でホーム、アウェイともに敗れた相手でもある。
木山 隆之監督は昨季の対戦を振り返りつつ、今回の対戦をこう見据えている。
「1回目は連戦のアウェイ戦で非常に状況も厳しかったけど、だいぶ力の差を感じた。2回目はもう少し攻める感じもあったかもしれないけど、やっぱり一人ひとりの力やチームとしての総合的な力は及ばないと感じた。それからあまり時間が経っていないので彼らのレベルが落ちることはないし、自分たちがどこまで進歩したかは分からないけど、しっかり勝つために勝負したい」 4月3日にはブラジル国籍FWのレオ ガウショの加入を発表。戦力のさらなる充実を図っている中で、神戸相手にチームはどんなパフォーマンスを見せられるのか。特に、これから競争力が増していくこと必至の攻撃陣は要注目だ。ルカオやウェリック ポポらブラジル国籍FWは状態が上々で、一美 和成も存在感を示しており、河野 孝汰もいる。彼らが神戸の堅守をどう打ち破っていくのか、注目していきたい。
神戸はAFCチャンピオンズリーグエリートのファイナルズが控えるため、前倒しで1日にも試合を行い、永戸 勝也と扇原 貴宏のゴールで清水を2-0で破っている。3月27日の第5節・広島戦に続いて勝点3を積み上げて首位を走っているが、タイトな日程も影響して離脱者が多くなってきていることは悩ましい問題だ。それでも、ピッチに立つ選手たちのパフォーマンスにはミヒャエル スキッベ監督も頷いている。
「チームのスピリット、チーム力という点では、シーズン初めから全員に満足しています。特に監督として見ていてうれしいのは、グラウンドの上で、攻撃でも守備でもすべてのことに対してチームとして解決策を探しにいっているところです。もちろん、選手たちは本当にギリギリ、リミット付近でやってくれていると思います」 今節はここまでディフェンスラインを支えてきたマテウス トゥーレルが出場停止。守備陣は再編成が必要で、チームの総力が問われる一戦になる。加えて、G大阪から期限付き移籍で加入した満田 誠には注目が集まる。広島でともに戦ってきたミヒャエル スキッベ監督と神戸で再会した26歳のアタッカーが、どんな形でチームの力になっていくのかは楽しみなところだ。
JFEスで14時にキックオフする一戦は、スタンドを埋める両チームのファン・サポーターを熱くさせる好ゲームとなるに違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]
