明治安田J1百年構想EASTグループ地域リーグラウンド第14節、東京Vは柏をホームに迎える。
東京Vは現在3連勝(PK戦勝利1試合を含む)と好調を維持しており、今節は2024年9月22日に行われたJ1第31節・鳥栖戦で達成して以来の4連勝を目指す。一方の柏は4連敗中と、不調から抜け出せずにいる。チーム状況が対照的な両者の対戦は、互いにこの連戦の行方を占う一戦となりそうだ。
この2チームの前回対戦は、2月15日に三協フロンテア柏スタジアムで行われ、アウェイの東京Vが逆転で勝利した。今節も柏から勝点3を奪い、シーズンダブルを達成したいところ。しかし、前回対戦では見事なミドルシュートで逆転ゴールを叩き込んだ
福田 湧矢が度重なる負傷でコンディションが整わず、今節の出場可否は不透明な状況だ。5月16日まで続く連戦を戦い抜く上で、負傷者続出と厳しい状況に立たされているが、これまでも窮地で台頭した選手たちがチームを救い、底上げを遂げてきた。前節も、今季二度目の先発出場となった
熊取谷 一星が、相手GKの頭上を越す見事なロングシュートを決めて勝利の立役者となった。城福 浩監督が「彼は一振りがある」と太鼓判を押すように、どの位置からでもゴールを狙いにいく姿勢は、柏の守備陣にとって脅威となるに違いない。
一方の柏は、ホームでの敗戦の雪辱に燃える。東京Vとの前回対戦では、終始圧倒した内容ながら勝点を積み上げられなかった。以降のJ1百年構想リーグも試合内容が結果に結びつかず。リカルド ロドリゲス監督は前節・FC東京戦後、「負けにふさわしいひどい試合をしていたかというと、今回も決してそうではありません」と下を向いていない。また今節は、前節を出場停止で欠場した
小泉 佳穂が戻ってくる。“リカルドサッカー”を体現するファンタジスタがピッチに立てば、柏の攻撃のクオリティーはもう一段階上がる。連敗脱出へ、
小泉 佳穂の一挙手一投足がカギを握る。
好調で勢いに乗る東京Vが地力を見せつけるか、それとも苦境に立つ柏が意地で連敗を止めるのか。負傷者による苦しいチーム事情を、替わりの選手が突き抜ける“チャンス”へと変えられるかが東京Vの目標。柏にとっては、戻ってきた司令塔のタクトが停滞した空気を切り裂く起爆剤となるか。そんな両者が激突するこの一戦は、互いの真価が問われる重要な90分となる。
[ 文:白谷 遼 ]