愛媛はリーグ戦中断前の今季開幕戦で逆転負け。好スタートを切れなかっただけでなく、川井 健太監督は「自分の中でフィットするものがなかった」と停滞感を覚えたことで、長らく採用していた[3-4-2-1]から、「4バックのほうがよりスピーディーに物事を進めることができる」と見て[4-3-3]へとシステム変更に踏み切った。今季より新加入の森谷 賢太郎ら成熟された中盤勢の構成力をより生かせるだけでなく、突破力を武器とする長沼 洋一を攻撃的なウイングに置くことでチームは新たな色を見せようとしている。今節においては、その成熟具合がどこまで進んでいるかも勝負のカギになりそうだ。
対する徳島は東京Vとの開幕戦で3発快勝。その試合では先発11人中7人が新加入選手と陣容は大きく替わっていたものの、チームコンセプトにピッタリ合った選手を補強したことに加え、4年目の指揮となるリカルド ロドリゲス監督のスタイルはしっかりチームに浸透していることを証明した。
愛媛・川井監督は最警戒する選手に岩尾 憲をピックアップする。
「周りの選手がいかに替わろうが、何も変わらないのが岩尾選手。そこをどれだけ消すことができるか」 徳島の心臓部を食い止めてこそ、チームに勝機が生まれると言っても過言ではないだろう。
[ 文:松本 隆志 ]

