松本は前々節・新潟戦、前節・水戸戦といずれもアウェイゲームで、今節が今季初の有観客試合となる。上限5,000人に制限されているとはいえ、ホームサポーターの後押しを受けられるアドバンテージを生かして、勝利を目指したい。ここまで戦ってきて、先制点を許して追いかける試合展開が多いことや、アタッキングサードでの質の向上など課題も見られる。一方、水戸戦では後半開始時からの3枚同時代えで流れを引き寄せ、2点ビハインドから追いつくなどポジティブな面もあった。
3年ぶりのJ2を戦う群馬も、開幕から4連敗と高い壁に直面していたが、前節・山形戦で今季初勝利を挙げ、浮上への足がかりを得た。総失点数リーグ最多タイと現状の課題は明確ながら、得点源として期待された大前 元紀が負傷から回復傾向にあるなど、個々の選手を見ると能力の高い実力派がそろっている。ひとたび波に乗ればチーム状態も上向くはずだ。
布 啓一郎監督としては、昨季まで指導してきた選手たちとの戦いになる。岩上 祐三や宮阪 政樹としては、昨季まで所属してきたチームとの戦いになる。そうしたさまざまな感情のぶつかり合いが、試合を面白くすることだろう。
[ 文:多岐 太宿 ]
