北九州は前節の山口戦を髙橋 大悟とディサロ 燦シルヴァーノのゴールで2-0の快勝。“関門海峡ダービー"3試合目にして初勝利を挙げた。徳島というハイレベルなボールポゼッションを誇るチームに対してある程度ラインを下げて、『回させている』というスタンスで臨むチームもあるが、ハイプレスを持ち味とする北九州は果たしてどう出るのか。今季喫している3敗は、福岡、長崎、磐田といずれもJ1昇格候補に挙げられる実力チームとの試合。その3チームと同じレベルにある徳島とのゲームで、過去3つの敗戦を材料にしてどんなプランを練るのか、小林 伸二監督の手綱さばきが見どころの1つになる。
徳島はリーグ最多の16ゴールを挙げている攻撃力が魅力のチーム。丁寧なビルドアップとアタッキングサードでのグループによる崩しからゴールへの道を探るが、セットプレーからの得点力を備えるのも強み。実際に前節・磐田戦ではCKから清武 功暉がヘッド、岩尾 憲のPKから得点を挙げた。流麗なパスワークで押し込みながら、仮に流れの中でゴールを陥れることができなくても、そこで手にしたセットプレーで仕留めるという循環は相手にとって脅威。その精神的圧力はゲームの主導権を握る上でも大きな武器になっている。
8位・北九州に対して3位・徳島と順位に差はあるが、勝点差は1勝分の3ポイント。この事実は下位の北九州を勇気づけるものなのか、それとも上位の徳島に余裕を与えるものなのか。さて、結果に注目。
[ 文:島田 徹 ]


