栃木は前節、アウェイで群馬に1-0で勝利。スタメンを7人入れ替えながらもチームが狙いとするアグレッシブな守備を機能させて群馬をシャットアウトした。加えて、攻撃面でも成長が見られた。「互いの特徴を分かり合えていたし、完璧なゴールだった」。大﨑 淳矢が突き刺した決勝ゴールは、ここまでの栃木らしからぬ鮮やかなコンビネーションから生まれたもの。攻撃面のレベルアップに着手する中で生まれたファインゴールにチームは自信を上積みしている。
今節ホームに迎える新潟はボール保持にこだわり、リーグでも保持率が高いチームの1つ。一方の栃木はボール保持にこだわらずに堅守を築くスタイル。栃木としては新潟にボールを保持させ、奪ってからの速い攻めでゴールを陥れたい。栃木が今季挙げた3勝はすべて1-0の勝利だが、新潟戦も得意のウノゼロを狙う構えだろう。
一方、アウェイに乗り込む新潟は前節、東京Vと対峙し、リスタートから先行を許したものの、終了間際に渡邉 新太のゴールで追いつく粘り強さを見せ、勝点1をつかんだ。これで5試合連続の負けなし。順位は6位につけ、J1昇格圏を追随する。
新潟はここまでファビオと渡邉がそれぞれ4得点でチームのトップスコアラー。2列目の本間 至恩はアタッカーとして鋭さを見せており、前々節の水戸戦では試合を決める豪快なミドルシュートを決めている。8試合でチームが積み上げたゴール数は『16』を数え、リーグ最多タイの得点力を誇る。
堅い守備を構築する栃木と、多彩な攻撃を誇る新潟の戦い。究極の矛盾対決となる。
[ 文:鈴木 康浩 ]