徳島は17得点でリーグ1位の得点力を誇り、長崎は5失点でリーグ2位タイの失点数の少なさを誇る。今節のポイントは、このかみ合わせがどう出るかだ。
徳島に目を向けると、2得点をいかに奪えるか。組織で守りながらここまで9失点に抑えているものの、やはり守り切るスタイルのチームではない。長崎の屈強なFW陣や終盤のパワープレーも加味すると、どんなに良い試合運びでも1失点は起き得るだろう。ならば、勝利のポイントは複数得点。前節・山形戦では相手の5バックを崩すために基本布陣の[3-4-2-1]ではなく、意外性のある[4-3-3]を採用し、見事に崩し切って勝利。システム変更にも対応できる選手のフレキシブルさ、相手の弱点を見つけ出すリカルド ロドリゲス監督の戦術幅が結果に表れた。今季は過密日程のスケジュールとなっているが、幸いにも今節は準備期間が約1週間ある。長崎戦はどのような準備をしてくるのか、フタを開けてのお楽しみだ。
対する長崎は前述のとおり無敗。また、複数失点試合がないという堅さ。それでいて、攻撃陣はビクトル イバルボのような突出した個の能力のあるタイプもいれば、富樫 敬真のように献身的で背後を狙い続けられる機動力のあるタイプもいる。そして、なんでもこなす技巧派タイプの玉田 圭司も脇を固めており、バラエティーに富んだカードを持っている。また、76分以降の得点力が高く、終盤に向かう中で戦術的にもパワーをかけられるチームだ。
徳島は追撃の狼煙を上げられるか、長崎は他の追随を許すことなく首位を走り続けられるか。上位直接対決は多くの注目が集まるだろう。
なお、徳島から8月6日付けの公式リリースで、新型コロナウイルス感染症の陽性判定が1選手確認されたと発表された。ほかの選手・チーム関係者50名については同日にPCR検査を実施し、検査結果は7日夕方以降に判明する予定。試合は6日時点では実施する予定で準備が進められている。
[ 文:柏原 敏 ]


