一方の徳島は所属選手の新型コロナウイルス感染症陽性判定により、試合開催の決定が開始約3時間前までズレ込む中、無敗だった長崎を相手に3-1の快勝。絶好調の首位チームに初めて土をつけた。「集中力を切らさずに、成熟した部分を見せてくれた」とリカルド ロドリゲス監督。後方から丁寧なビルドアップで攻撃を組み立てるチームスタイルを発揮しつつ、カウンターでも長崎を仕留めた徳島は気持ちの充実を伴って、盤石な戦いぶりを披露した。今節は長距離移動を伴うアウェイゲームとなるが、中3日での試合と、町田と比べて準備期間も1日長く、日程面の優位はコンディション作りに一役買いそうだ。
試合の構図はビルドアップ型のチームである徳島がボールを保持し、町田がコンパクトな陣形を構築して応戦する形か。徳島は相手のプレッシャーの掛け方に応じて、立ち位置を変えながら、アタッキングエリアまでボールを運び、ファイナルサードを崩しにかかる。町田はできるならば、高い位置からプレッシャーを掛けることが理想だが、中2日の日程でどこまでプレー強度を保てるか。“メリハリ”の効いた戦い方がポイントになりそうだ。
前節の敗戦で3勝4分3敗とほぼ五分の成績となった町田は連敗が伸びれば、このままズルズルといきかねない。「中2日だけどホームで戦える」(水本 裕貴)アドバンテージを生かし、1つの“正念場”を乗り越えるか。一方の2位・徳島は連勝をさらに伸ばし、首位の長崎に食らいついていくのか。“上”を目指して戦う両者の勝点3を希求したバトルは、熱戦必至だ。
[ 文:郡司 聡 ]
