町田と対戦した前節をスコアレスドローで終えた磐田。今季初めて3バックを採用し、7戦ぶりに無失点で終えたことは「無失点を目標にしていたので、そういう意味では目標が達成できた」(フェルナンド フベロ監督)。慣れないシステムを採用した中で守備面では収穫も手にした。
一方で3戦勝ちなしの現状には、「自分たちが目指しているところを考えたときに、絶対的に勝点3を積み重ねていくことが大事」(山田 大記)。J1昇格圏の2位と勝点9差という状況にはジレンマも抱えている。基本的にどんな相手にもゲームを支配できていることが多い反面、その主導権どおりにスコアを動かせた試合は少ない。そういう意味でも、金沢戦の先発が有力な、町田戦で途中起用となった小川 航基、ルキアンの2トップの決定力が、勝敗を分けるポイントになることは間違いない。
前節で山形と対戦し、先制しながらも同点に追いつかれドローで終えている金沢はケガ人が続出しており、厳しいメンバー編成を強いられている。ただこの連戦中での敗戦は、7連勝中とJ2で最も波に乗っている北九州からの1敗のみと、しぶとく勝点を積み重ねている。ボール保持をコンセプトとする磐田に対して守備の時間が長くなることが予想される今節は、組織的で粘り強い守備がポイント。その中で2試合続いている先制点奪取を継続できれば、一気に優位に立てるはずだ。
[ 文:森 亮太 ]
