先の5連戦を振り返ると、山口は1勝4敗と大きく負け越して最下位に転落した。金沢は2勝1分2敗で勝点7を積み上げて14位タイ。両者とも浮上を目指してここからの5連戦に向かうことになる。
この試合までに1週間空いたことから、チームとしての課題の改善に時間を割いたことは想像に難くない。試合の見どころとして、この準備期間にどこまでチーム力を上げてきたかに注目してみたい。
山口はセットプレーからの失点が課題だ。これまでの失点の半数近くがセットプレー絡みであることから“喫緊の課題”とも言うべきで、同じような失点を繰り返していては、いつまでもこの状況から抜け出すことはできない。シュート数が多いわりにゴール数が少ないことも低迷の要因だが、これはチームというよりも選手個人の課題だろう。
金沢は前節・磐田戦に6失点で敗戦しただけに、メンタル面の回復も必要になりそうだ。堅実な守備を見せる金沢らしくない大量失点だが、相手がタレント軍団の磐田だったと開き直ることも必要なのかもしれない。主戦の大橋 尚志が明治安田J2第12節・京都戦で負傷離脱した影響も感じさせるが、持ち前の全員のハードワークで乗り切りたいところ。
過去のリーグ戦対戦成績は金沢が6勝2分と、山口としては圧倒的に分が悪い。連戦の初戦をとって勢いをつけたいのはどちらも同じ。熱い戦いになりそうだ。
[ 文:田辺 久豊 ]


