両チームの置かれている状況を見ると、まさしく対照的だ。松本は浮上へのきっかけをつかめず、足踏み状態が続いている。前節・岡山戦では前半からチームとしての狙いが明確に表現される場面もあったが、プレー精度を欠いて決め切れずにいると、後半に一瞬のスキを突かれて失点。そのまま0-1で敗れてしまい、これで直近5試合は1勝1分3敗。ここのところ、橋内 優也や鈴木 雄斗が試合中にケガを負うなど苦しい状況は続くが、その中でも今後への希望を見いださなければいけない。
対する山形は直近5試合で3勝2分と結果を出すことに成功しており、特に8月途中からの好調ぶりは注目に値する。攻撃的選手のコンディションが上向いてきたこと、3バックから4バックに変更したことなどが理由として挙げられるが、J1自動昇格圏内との差を縮めるためにも勝点を積み重ねる必要がある。前節・山口戦でフル出場した山岸 祐也や中村 駿などの起用法が注目される。
松本には、かつて山形のユニフォームに袖を通していた選手が6人在籍している。山形には、石丸 清隆監督を筆頭に松本で指導してきたコーチングスタッフが3名いる。それぞれ「負けられない」と強い気持ちで臨むはずで、そんな意地と意地のぶつかり合いも熱戦を彩るはずだ。
[ 文:多岐 太宿 ]
