栃木は前節、アウェイで水戸に2-1で逆転勝ち。一進一退の攻防を続ける中、ビハインドで迎えた後半は一気にギアチェンジし、走力を前面に押し出した戦いで相手を圧倒。67分に田代 雅也のゴールで同点、後半アディショナルタイムには柳 育崇が逆転ゴールを奪取し、6年ぶりに水戸戦で勝利を挙げた。
決勝ゴールを決めた柳が「みんなが走り切っていたし、チームで奪えたゴールだと思います」と振り返ったように、チームが一丸となって難敵・水戸を打ち倒したゲームだった。この5連戦は3戦目まで2勝1分できており、水戸戦の逆転勝ちでチームの一体感はさらに増している。今節は中2日という厳しい日程にはなるが、3位の徳島相手にも良い守備から良い攻撃を繰り出す栃木らしい戦いを見せるだろう。
一方の徳島は前節、ホームで群馬に2-0で勝利。その前の試合で水戸に8試合ぶりに黒星を喫した雰囲気を一掃する、盤石と言える勝利を飾った。途中出場を中心に起用されてきた河田 篤秀が5試合ぶりに先発して2試合連続でゴール、佐藤 晃大は途中出場から2016年以来となるゴールを決めており、厳しい連戦の中でチームに新たな勢いをもたらしている。チームトップの7ゴールを挙げている垣田 裕暉も刺激を受けているだろう。
今節、徳島はこれまでどおりボールを支配しながら攻撃を構築し、対する栃木はボールを相手に明け渡しながら良い守備から主導権を握ろうとする戦いになるのは間違いない。徳島の攻撃のキーマンには昨季まで4年間栃木に在籍したドリブラー・西谷 和希がいるが、対する栃木には双子の兄の西谷 優希がいる。今季は2人ともチームに欠かせない存在になっており、“西谷ツインズ”がそれぞれのチームに何をもたらすのか、という観点でも注目の一戦となる。
[ 文:鈴木 康浩 ]