前節はボール支配率に長けた長崎に序盤から押される展開となった松本だが、2点のリードを許してから意地を見せる。後半途中から出場の阪野 豊史が2得点の活躍を見せれば、その他の交代選手も自らの仕事をまっとうし、2-2の引き分けに持ち込んだ。試合立ち上がりで失点を喫したこと、得点機を仕留め切れなかったことなど課題もあるが、2位の長崎から勝点1を獲得したことには意味がある。
しかし試合終了間際、この日2回目の警告を受けたジャエルが退場処分に。よって今節は出場停止となる。コンディションも回復し、周囲との連係も向上してきた大型FWの不在は痛手だが、ほかのアタッカーにチャンスが回ってくると前向きに捉えたい。“代役候補”は複数挙げられるが、彼らの奮起がカギを握る。
対する琉球は、前節・水戸戦で劇的な勝利を収めた。1-2で迎えた試合終盤の87分、そして90+3分に上原 慎也が連続ゴールを決め、逆転まで持ち込んでいる。もともと一度火がつけば止められない攻撃力が特長で、5得点を挙げた第18節・大宮戦など大量得点で快勝した試合もある。
「5連戦の一発目で良い勝ち方をしたので、次のアウェイでも勝点3が取れるように頑張りたい」と樋口 靖洋監督の言葉にも力がこもっており、ホームチームとしては苦しい試合になりそうだ。地の利を最大限に生かして、序盤から主導権を引き寄せることが重要だ。
[ 文:多岐 太宿 ]
