栃木は前節、アウェイで京都と対戦し、明本 考浩の2試合連続ゴールで先制しながらも逆転負け。相手のエースであり、J2得点ランクトップのピーター ウタカを抑えることができずに合計3ゴールを許して敗れた。
栃木はしばらくの間リーグ最少失点の座を誇ってきたが、ここに来て失点数が増えており、と同時に得点数も増えているという状況にある。持ち味のハイプレスの迫力が出てきている一方で、高いディフェンスライン設定の背後を突かれる失点も目立っており、直近2試合のスコアは磐田戦が3-2、前節の京都戦は2-3と、栃木らしからぬ大味な展開が続いている。
田坂 和昭監督は京都戦後に「得点も取れているので一概に悪いとはいえないが、攻守のバランスについては検証したい」としているが、次節に向けてどのような修正を施すのかに注目したい。町田とは7月にアウェイで対戦したときに0-2というスコアで敗れており、ホームではきっちりリベンジしたいところだ。
一方の町田は前節、2試合連続のホームゲームに上位の長崎を迎えた。オウンゴールで先手をとったものの、81分にビクトル イバルボにPKによる同点弾を許してドロー。深津 康太は試合全体を「チームとして我慢強く戦えた」と振り返った。
町田は直近4試合は勝星を挙げることができていないが、どの試合も粘りの戦いは見せられており、前節後にはランコ ポポヴィッチ監督も「ここまで積み上げてきたもの、狙っていたことは、迫力のあるものを出せた。準備してきたことは出せたが、決定力や精度が少し足りなかった」とチーム状態をポジティブに捉えて前を向く。
栃木との前回対戦は相手の土俵にあえて乗った上で、激しいバトルの応酬という展開にも一歩も引かずに勝ち切っており、自信を持って相手のホームに乗り込むことになるだろう。
[ 文:鈴木 康浩 ]