9月を未勝利で終えた長崎は前節、アウェイで栃木と対戦。前半に名倉 巧の得点で先制。その後も決定機がありながら追加点を奪えなかったが、守備では栃木に得点を許さず勝点3を奪取。これが実に9試合ぶりの勝利となった。未勝利の期間はやや淡泊な試合が目立っていたが、フィジカルコンタクトを押し出してくる栃木との肉弾戦で、泥臭くとも守るという意識がチームに戻った。長崎にとっては勝点3とともに大きな収穫があったと言える内容だった。
一方の山口は前節、アウェイで愛媛と対戦。決定機を生かし切れずに無得点に終わったが、守備でも失点を許さずにスコアレスドローで勝点1を持ち帰った。前々節で磐田を相手に3-0の快勝を飾っただけに、勢いそのままに連勝をつかみ取りたかったがそれはかなわず。ただ「守備は本当に良くなってきているなという手ごたえはあります」と霜田 正浩監督が評価したように、2試合連続でクリーンシートを達成。前半戦の課題だった“安い失点”という悪癖解消へ光が見えている。
過去、トランスコスモススタジアム長崎での両者の対戦は長崎の2勝1分と、長崎にとっては好相性のカードとなっている。また長崎にとっては10月唯一のホームゲームであり、次節からはアウェイ4連戦が待ち構えているだけに、なんとしても勝って連勝の勢いをつかみたいゲームだ。また山口も前節から今節は1週間空くが、前節からアウェイが4試合続く日程となっており今節が2試合目。しぶとく戦い、勝点を持ち帰りたいところだ。
長崎の連勝か。山口のトラスタ初勝利か。互いの意地がぶつかり合う。
[ 文:杉山 文宣 ]