ホームの松本は、前節・磐田戦を0-0で引き分けた。柴田 峡監督が就任してから初めての無失点試合となった。ポゼッションしながら攻撃を組み立てる磐田に押し込まれる場面もあったが、[3-5-2]のフォーメーションを敷く松本は、ときにはハイプレッシャーを掛け、ときにはゴール前に人数を割いて粘り強く対処した。その結果として終了の笛が鳴るまでゴールを許さなかったことは収穫だろう。
一方で攻撃には消化不良感がある。いくつかの決定機を磐田の好守に阻まれたことは止むを得ないが、なかなか高い位置で奪ったボールをつなげられず、途中でボールロストしてしまう場面が散見された。いかにボールを運んで、シュートまで決め切るかは柴田監督も指摘するように早急な改善点と言える。
対するアウェイの水戸は、前節・千葉戦で大量5得点を挙げて快勝しており、これでリーグ最多の43得点を記録するなど攻撃面が絶好調だ。山口 一真(11得点)、中山 仁斗(8得点)、アレフ ピットブル(7得点)と前線がのきなみ好成績を残している。
前回対戦(明治安田J2第5節)では2-2のドロー。2点ビハインドで前半を終える苦しい展開を強いられた松本が、ハーフタイムでの3枚同時替えで流れを引き寄せて追いついた。勝点3を取り逃がした水戸としては、間違いなく気持ちを入れてくるはずだ。この強力攻撃陣に対し、どのような戦いを見せるのか。松本としては真価の問われるゲームだろう。
[ 文:多岐 太宿 ]
